期待の若手2人に明暗 樋口ガッツポーズも、三原は痛恨の転倒

 女子SPの演技を終え、観客の声援に応える樋口新葉=ヘルシンキ(共同)
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 「フィギュアスケート・世界選手権」(29日、ヘルシンキ)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、初出場の樋口新葉(16)=日本橋女学館高=はすべてのジャンプを成功させ、自己ベスト(66・66点)に迫る65・87点をマーク。しかし、同じく初出場の三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=は、終盤の3回転フリップで痛恨の転倒。得点を伸ばしきれず、59・59点だった。

 今大会には18年平昌五輪の国別出場枠が懸かっており、3人が出場する日本は、上位2人の順位の合計が13以内なら3枠、14~28以内で2枠を獲得する。

 ※過去3大会の日本女子の五輪枠取り

 ◇06年トリノ五輪

 前年の05年世界選手権に村主章枝、安藤美姫、荒川静香の3人で臨み、村主が5位、安藤が6位に食い込み、上位2人の合計11で3枠を獲得した。荒川は9位。本大会もこの3人が出場し、荒川が金メダルを獲得した。

 ◇10年バンクーバー五輪

 前年の09年世界選手権に安藤美姫、浅田真央、村主章枝で臨み、安藤が銅メダルを獲得、浅田が4位に入り、上位2人の合計7で3枠を獲得した。本大会は浅田が銀メダルを獲得した。

 ◇14年ソチ五輪

 前年の13年世界選手権には浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子の3人で臨み、浅田がSP6位からフリーで順位を上げ銅メダルを獲得。村上が4位に食い込み、上位2人の合計7で3枠を獲得した。本大会では浅田の6位が最高だった。

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