スポーツクライミング 国内初「スピード」専用壁今月中に完成
2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングで、登る速さを競う「スピード」種目専用の壁が東京都昭島市の複合商業施設内に今月中に完成することが17日、発表された。高さ17・5メートルで4ルートがあり、施設を運営する昭和飛行機工業によると、国際スポーツクライミング連盟公認仕様の本格的な壁は国内初。日本山岳協会は代表選手の強化合宿などでの利用を検討している。
東京五輪では複数の課題(コース)に挑んで完登した数を競う「ボルダリング」、登った高さを競う「リード」を含めた3種目の複合で争われる。スピードは他の2種目に比べ国内で練習できる施設がほとんどなく、日本勢の強化が急務となっている。