競泳16歳の池江がフランス合宿から帰国 “無呼吸戦法”手応え

 競泳女子でリオデジャネイロ五輪に出場した高校1年生の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=が7日、フランス合宿を終え、羽田空港に帰国した。

 現地で出場した国際大会では、50メートルバタフライで初めて息継ぎをしない「ノーブレス」で泳ぎ切って優勝した。ただ、当初はやるつもりではなかったらしく、「できるとは思っていなかったけど、隣の選手がスタートから速くて『呼吸をしたら勝てない』と思った」とアドリブだったことを告白。天性の“火事場のばか力”を証明し、「タッチの差で勝てたので、練習の成果が出せたかな」と胸を張った。

 思わず息が止まるような恐怖経験もした。マルセイユの海辺で、大きな観覧車に搭乗。しかし、ゴンドラには窓ガラスはなく、柵のみの吹きさらしだった。「日本のとは違ってなかなか止めてくれなくて、2周も3周もした」。さらに、地上約40メートルの頂上でゴンドラが停止したといい「怖くて大変だった」と表情をこわばらせた。

 4月の日本選手権(名古屋)では、50、100メートルのバタフライ、50、100、200メートルの自由形の5種目に出場予定。今年最初の大一番に向けて「全種目で派遣記録を切って、(7月の世界選手権)代表になりたい」と気合を入れた。

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