影浦、原沢下しV!返し技作戦通り「結構自信をもって結晶は畳に上がれた」

 「柔道・グランプリ大会」(26日、ドイツ)

 男女5階級が行われ、男子100キロ超級決勝で21歳の影浦心(東海大)がリオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)に優勢勝ちした。女子78キロ級はリオ五輪代表の梅木真美(環太平洋大)が優勝した。男子では100キロ級のウルフ・アロン(東海大)が決勝で敗れ、90キロ級の西山大希(新日鉄住金)は3位。女子の78キロ超級では田知本愛(ALSOK)が決勝で敗れた。同級の素根輝(福岡・南筑高)、78キロ級の高山莉加(三井住友海上)はともに3位だった。

 日本人対決を制したのは、リオ五輪銀の原沢ではなく、21歳の新鋭、影浦だった。

 開始から約20秒、原沢が仕掛けたところを内股透かしで技ありを奪った。両者は昨年4月に全日本選抜体重別選手権で対戦。その時は原沢が一本勝ちしたが、その経験を生かし「返しを狙っていた」。リードを奪うと、そのまま逃げ切り「作戦通り」とうなずいた。

 五輪メダリストを破ったのは決勝だけではなかった。準決勝ではリオ五輪100キロ級で優勝したクルパレク(チェコ)に背負い投げで一本勝ち。「(技が)はまってよかった。結構自信を持って決勝は畳に上がれた」と語った。

 100キロ超級には世界だけでなく日本にも強豪がそろうが、「世界選手権(8~9月・ブダペスト)も狙っていこうと思う」と飛躍を期した。

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