リオ銀の太田忍、キューバ遠征から帰国「収穫すごくあった」

 リオデジャネイロ五輪レスリング男子グレコローマン59キロ級銀メダルの太田忍(23)=ALSOK=が25日、キューバ遠征を終えて羽田空港に帰国した。大会、合宿を通じて、リオ五輪決勝で敗れたイスマエル・ボレロモリナ(キューバ)との手合わせはかなわなかったが、組み手が強いキューバレスリングを吸収。「ヨーロッパとは全然違って、収穫はすごくあった」と充実した表情で振り返った。

 事前にはホテルと会場の場所しか知らされていない過酷遠征を高い順応性で乗り切った。通信がほぼつながらない“アナログ環境”だったが「その分ビデオ研究が進んだ。現代っ子は困ったんじゃないですか」と笑い飛ばし、現地の食事が合わず2日間腹痛に苦しみながらも「体が絞れてよかった」と超ポジティブ思考をアピール。

 現地で出場したグランマ・セーロペラド国際大会ではキューバ勢を倒し、決勝ではライバルの文田健一郎(日体大)を僅差で破って優勝。ただ、「テク(ニカルフォール)れなかったし、点を取りきれなかった」と反省しきりで、その文田と世界選手権(8月、パリ)代表を争う全日本選抜選手権(6月、東京)に向けて「テクニカル(フォール)、テクニカルでボコボコにする」と鼻息を荒くした。

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