カーリング男子決勝進出!初アジア王者に王手 韓国にリベンジだ!

 「冬季アジア大会・カーリング」(22日、札幌市カーリング場)

 カーリングの準決勝が行われ、男子は日本代表のSC軽井沢クが6-5で韓国を下し、24日の決勝進出を決めた。前日の1次リーグ最終戦で敗れた韓国を相手に5-5で迎えた第10エンド(E)、最後の一投でスキップ両角友佑(32)がしっかりと中心にストーンを収め、勝利を決めた。決勝では1次リーグで負けている中国と対戦。初優勝を狙う。女子のLS北見は中国に5-6で敗れ、23日にカザフスタンと3位決定戦を行う。

 開催国のプライドに懸けて、アジアのライバル国に2度も負けられない。冷静にラストショットを中心に収め、決勝進出を決めたスキップの両角友は「地元が3位決定戦じゃ盛り上がらない。3位決定戦のチケット売れてないらしいので、ちゃんと見てもらえるところに行きたいと思っていた」と、舌も滑らかに胸を張った。

 相手は1次リーグ最終戦で4-8で敗れた韓国。先手を奪われた反省を生かし、序盤から相手に重圧を掛けていった。「昨日とは逆の展開で最初にリードできたのが良かった」(両角友)と、不利な先行だった第1E、第2Eで1点ずつ奪い、主導権を握った。

 5-5の最終エンドを有利な後攻で迎えると、セカンドの山口がダブルテークアウトを決め、さらに展開を楽にした。チームとしても上げ潮ムードでの決勝進出。富良野出身でパワフルなショットとスイープを持ち味とする“氷上のきんに君”こと山口は「筋肉は最高の仕上がり。筋肉全開のプレーを道民にみせたい」と、自慢の大胸筋をピクつかせた。

 決勝も1次リーグで苦杯をなめた中国。アジア最大の難敵とは、五輪出場権の懸かる4月の世界選手権、そして平昌五輪でも当たる可能性がある。「負け越しで終われない。金メダルを狙います」と、両角友。男子初の金メダルを手土産に、世界へと乗り込む。

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