急造ペア木造・高見ビックリ初V 目指せ東京五輪!高校生ペア対決を制す

 「デイリースポーツ後援・卓球・大阪国際招待選手権」(18日、エディオンアリーナ大阪)

 男子ダブルス決勝は木造勇人・高見真己組(愛知・愛工大名電)が沼村斉弥・佐藤陽大組(山口・野田学園高)との高校生ペア対決を3-2で制し、初優勝を飾った。2年連続で同じ顔合わせとなった女子ダブルス決勝は平侑里香・松本優希組(東京・サンリツ)が加藤知秋・杏華の姉妹ペア(岐阜・十六銀行)に3-2で競り勝ち、2連覇を果たした。

 大逆転での戴冠劇にも、歓喜は控えめだった。いきなり2ゲームを先取される苦しい展開。それでも冷静な表情を崩すことなく、「逆に吹っ切れた」と高見。ここから猛反撃を開始すると、3ゲーム目以降は相手に付けいる隙を与えぬ“横綱相撲”で、一気に劣勢をはね返してみせた。

 結成2カ月足らずの急造ペアとあって、木造は「自信なかったので優勝できてビックリ」と話す。ただその言葉とは裏腹に、プレーぶりは堂々たるものだった。それもそのはず。木造は2年連続で全日本ジュニアを制し、昨年のインターハイでも優勝。一方の高見も全日本ジュニア3位、インターハイ2位と、2人は世代を代表するトップ選手なのだ。

 当然、目指すは東京五輪。「2020年に向けて、ここから1つ1つの大会を乗り越えていきたい」と口をそろえる。まず見据えるは19日の男子シングルス戦。「優勝を狙います」と、2冠をかけて木造と高見が火花を散らす。

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