高木美が銅獲得!日本勢14年ぶりメダルに結実

 「スピードスケート・世界距離別選手権」(12日、江陵)

 来年の平昌冬季五輪のテスト大会を兼ねて行われ、女子1500メートルで高木美帆(日体大)が1分55秒12の好記録で3位に入った。この種目の日本勢の表彰台は2003年大会で2位の田畑真紀以来。五輪種目となったマススタートで女子は高木菜那(日本電産サンキョー)が2位に入った。昨年3位となった妹の高木美に続くメダル獲得。金ボルム(韓国)が勝ち、高木美は21位だった。

 目を疑うようなペースで突っ込み、脚を動かし続けた。高木美は主戦場と位置付ける女子1500メートルで初の表彰台。昨年10月にマークした低地での自己記録を1秒以上も更新し銅メダルをつかんだ。感極まり、何度も両手でガッツポーズを繰り返す姿に、力を振り絞った達成感がにじんだ。

 年明けに体調不良に見舞われ、今大会はワールドカップ(W杯)で初優勝した前半戦のような勢いはなかった。それでも「万全とは言えない中で、どう戦うかも大切」と気持ちを切らさず、団体追い抜きで銀メダル、1000メートル、3000メートルで入賞と、最低限の結果を積み上げてきた。

 エースにふさわしい奮闘が、この種目の日本勢で14年ぶりのメダルに結実した。

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