全日本Vの平野美宇、仲間からは“口だけ”の?おめでとう 「ライバルでもあるので」
卓球の世界選手権(5月29日~6月5日、ドイツ・デュッセルドルフ)代表に選ばれた平野美宇(16)=エリートアカデミー=が23日、都内で会見を行った。
全日本選手権女子シングルス初制覇からも一夜明け、「昨日優勝した時は実感がなかったけど、たくさんメールやLINEをもらって実感が湧いてきた」と明かし、「久しぶりに小学生時代の同級生からも連絡が来てうれしかった」と顔をほころばせた。
同じエリートアカデミーに所属する選手からも祝福されたというが、「仲間だけどライバルでもあるので、心から『おめでとう』とは思っていないと思う」と、普段から切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だからこその本音を暴露。苦笑いしながら「“口だけのおめでとう”ですね」と笑いを誘った。
前日の優勝会見でも「スポーツ選手なので好感度を気にしても仕方ない。嫌われてもいいから、強気な発言もしながら勝ちたかった」と明かしていた16歳の新女王。2020年東京五輪に向けた代表レースを引っ張りながら、日本卓球界に新たな風を吹き込む。