競泳の16歳・池江、呼吸を半分に減らす!?
競泳女子の16歳・池江璃花子(ルネサンス亀戸)が15日、東京辰巳国際水泳場で行われた短水路(25メートル)の東京都新春大会に出場し、100メートルバタフライは57秒18、100メートル自由形は53秒60でともに1位となった。新年初レースは自己記録には及ばず、「体の感覚はよかったけど、タイムはダメダメだった」と苦笑いを浮かべた。
呼吸を半分減らす!?年末年始にメキシコで敢行した高地合宿では酸素が薄い標高2000メートルを超える山地で心肺機能を高めたが、「まだ成果は出ていない」と悔しそうな表情。「自由形では無意識に呼吸が多くなってしまう」と、2回のストロークごとに1回の息継ぎを行う「2分の1呼吸」を導入し、タイムロスを減らすことを課題に挙げた。
長水路初レースとなる東京都選手権(28~29日、辰巳)では、専門外の200メートル個人メドレーにも挑戦予定。メキシコ合宿では不得意種目の平泳ぎ、背泳ぎも強化してきただけに「成果を出したい。どれだけついて行けるか」と意気込んだ。