瀬戸大也“自腹武者修行”のW杯出発

 競泳でリオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=が28日、W杯中東シリーズ(30~10月1日・北京、10月4~5日・ドバイ、10月8~9日・ドーハ)に出場するため、羽田空港から出発。約3週間ぶりの実戦に「まずはレース感覚を取り戻して、勝負する楽しさに内発的に気づきたい」と意気込んだ。

 4年後の雪辱に向けて、掲げるテーマは「タフさ」だ。リオ五輪では予選で自己ベストをマークしながら、決勝では萩野公介(東洋大)についていけず銅メダルに終わったことに「決勝で爆発できなかった。タフさがないと痛感した」。

 8月に帰国してすぐ、オフの予定を返上してのW杯出場を決意。中東シリーズでは3大会ともに、2日間で7種目に出場するハードな日程になるが、「1本、2本のレースでへばるような選手になりたくない」と力を込めた。今月は、オフに2週連続で2日連続の東京ディズニーリゾートを満喫しただけに“連戦”への備えはバッチリだ。

 ちなみに今回の遠征は自費参加。瀬戸は「今回は自腹なので、終わってから請求が来るのでめっちゃこわい。マイナスじゃ帰ってきたくない」と話していた。優勝賞金は各種目約15万円。「これから社会人にもなるし、東京五輪でもっといい色のメダルを獲りたいので」。生活も懸けて挑む武者修行で、精神的なタフさも鍛え抜く。

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