千代翔馬「名を残せるように頑張る」
新十両の初場所で8勝7敗と見事に勝ち越しを決めた千代翔馬(24)=モンゴル出身、九重=の十両昇進パーティーが6日、都内のホテルで、350人を集めて盛大に行われた。
年末年始に千代翔馬と一緒にモンゴルを訪れた九重親方(元横綱千代の富士)は、途中でスーツからデール(モンゴルの民族衣装)に着替えて登場。千代翔馬の母・エルデネツェツェグさんが1カ月かけて作ったデールに、九重親方は「ちょっと汗がデール」とギャグを飛ばし「(デールは)大変暖かいよね。まして千代翔馬のお母さんが作ってくれたものだから、愛情がこもってる」と笑みを浮かべていた。
パーティーにはモンゴル相撲の大関だった父・ガンバータルさん、姉・ムンクゾルさんも出席した。千代翔馬が「名を残せるように頑張る」と話すと、母は「十両に上がったことは人生の中で一番うれしい。日本のみなさんに応援していただいてうれしい」と目を細めていた。