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真央に光明!7年ぶり3回転ルッツ成功

 女子フリーで演技する浅田真央(撮影・開出牧)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(27日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、2年ぶりの全日本出場となったショートプログラム(SP)5位の浅田真央(25)=中京大=は、フリー2位の131・72点をマークし、合計193・75点で3位に食い込んだ。宮原知子(17)=関大高=が212・83点の圧勝で連覇を達成。宮原、真央と4位の本郷理華(19)=邦和スポーツランド=は来年3月の世界選手権(米ボストン)代表に決定した。

 光が見えた安堵感に、真央の瞳が潤んだ。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し、続く連続3回転も失敗。しかし、その後のジャンプは決め続け、世界選手権切符をもぎ取った。3回転ルッツは08年12月の全日本以来となるエッジエラーなしで、出来映え点もプラス。「今、できることは精一杯できた。1つ成長できた」。ようやく浮かんだ笑顔。出口のない迷路をさまよっていた25歳が、ようやく1つの道を見つけ出した。

 NHK杯、グランプリ(GP)ファイナルと続いた苦戦。SPも今季最低得点に終わり、状態はどん底だった。佐藤信夫コーチは「自信喪失の状態」と振り返る。それでもコーチの「やればできるんだから!」の声に、何とか気持ちを前へ向けた。

 「復帰から話し合いを重ねる度に、絆は強くなってきた」と、真央。佐藤コーチも「終わってからは一言、『やったね』と言いました。守りに入っていたのが、吹っ切れた感じがする。ここからまた、一段進める」と胸をなで下ろした。何度も逆境を乗り越えてきた師弟らしい逆襲劇だった。

 現役続行を決めた激動の1年が終わった。真央自身、“集大成”としていたソチ五輪までに「今まで自分のやるべきことはやってきた」と悔いはない。それでも心には、物足りない何かがあった。「やろうと思ったのは、きっとやり残したことがあるから」。

 1つ大きな手応えを得て、もう一度、心に問い直すときがきている。なぜ自分は銀盤に戻ってきたのか。そして、浅田真央は何を成し遂げたいのか。その答えの先に、きっと真の復活が待っている。

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