宮原知子「とてもびっくり」初出場2位

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(12日、バルセロナ)

 女子フリーは11月のNHK杯覇者でSP4位の宮原知子(さとこ、17)=大阪・関大高=が140・09点、合計208・85点でともに自己最高を更新し、2位に入った。SP3位の浅田真央(25)=中京大=はフリーでジャンプが精彩を欠き125・19点、合計194・32点で最下位の6位に終わった。

 公式練習を含めてジャンプの失敗を全く見せなかった宮原が、フリーでも会心の演技を見せた。冒頭のルッツから始まる3-2-2回転ジャンプを決めて、自分のペースに。「135点を目標にしていたので、とてもびっくりした」。11月のNHK杯優勝時の自己ベストを6・51点更新する140・09点で堂々の2位に入った。

 「最初のジャンプまでは緊張したけど、後は落ち着いて滑れた。いつも通り滑れた感じ。絶対に跳べるような構成になっているので、前回(NHK杯)と合わさって大丈夫という自信になった」

 国際連盟が紹介するプロフィルに「趣味・料理」と書き込んでいるだけあり、自分の弁当を手作りすることも多い。演技で激しく動く指先は、こんなところにも生きている。

 次戦は連覇が懸かる全日本選手権。「連覇とか順位とかは考えていない。今回のようにSP、フリーともできることをすれば、点数は後からついてくる」。愛くるしい瞳がひときわ大きく輝いた。

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