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五郎丸駅の切符がラガーマンのお守りに

ラガーマンの間で「お守り」として人気の560円切符
五郎丸駅に入ってくる電車
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 ラグビー日本代表の五郎丸歩選手と同じ名前の駅、西日本鉄道の「五郎丸駅」(福岡県久留米市)を訪ねた。駅では五郎丸ポーズで写真を撮る人や、同駅発行の「560円区間切符」がラガーマンの間で「お守り」として人気に。駅の近くにある「五郎丸神社」への参拝客も増加傾向にあった。「五郎丸特需」はまだまだ続きそうだ。

 西鉄甘木線(単線)の五郎丸駅(福岡県久留米市)は、五郎丸選手と同じ名前との理由でラグビーワールドカップ(W杯)期間中から地元メディアを中心に紹介され、一気に注目を浴びた。福岡市中心部の西鉄福岡駅から約40分の閑静な住宅街にある。

 14年度の1日の平均乗降客は548人で、駅員は朝と夕方しかいない。一時は多くの観光客らが続々と訪れ、思わぬフィーバーぶりにわいた同駅だが、今はどうなっているのか。11月29日、日曜日の昼下がりに訪ねてみた。駅に着くと、「東京からやって来た」という福岡県出身の60代の夫婦がホームの看板の前で記念写真を撮っていた。五郎丸選手のファンといい、「福岡に帰省したら絶対寄ってみたいと思っていたんです。写真は年賀状にしたい」と笑顔で話した。

 駅のすぐそばの住民によると、報道があってしばらくはかなりの人出だったというが、最近は「週末で1日10組程度」という。「車で4~5人くらいでやってきて、日本代表のユニホームに着替え、ラグビーボールも持参で、駅の看板をバックにして『五郎丸ポーズ』で記念写真を撮っていた若い人たちもいたね」と振り返った。

 この日は1時間で4組が記念撮影をしていた。「五郎丸駅に来た記念に」と同駅発行の最安区間の150円切符を買い求める人が多いというが、最近ひそかに人気なのが「5(ゴ)6(ロー)0(マル)」と語呂合わせした「560円区間切符」。駅員に尋ねてみると「150円区間切符が一番よく売れていますが、560円も最近よく出ます。『ラグビーをやっている息子やチームの仲間全員に、お守り代わりに配る』と、20~30枚くらいまとめて購入される方も結構おられます」といい、ラガーマンの「お守り」にもなっているようだ。

 また、11月初旬から駅には「五郎丸神社」への案内チラシも張り出された。同神社は駅から徒歩約10分。応神天皇、菅原道真、菅原是善(これよし)の三柱を御祭神として祀る。菅原是善は道真の父で、相撲の始祖・野見宿祢(のみのすくね)の子孫といわれている。

 14年3月に新社殿を建立。神社を管理する五郎丸自治会副会長の中島田情治さん(66)は「(駅や神社がある)このあたりは、現在は宮ノ陣3~6丁目となっていますが、鎌倉時代から『五郎丸』という地名で呼ばれていました。神社は地元では是善野(ぜぜの)さんと呼び、相撲などスポーツの神様として親しまれています。特に勝負事などでご利益があるといわれています。2週間前に神社に記帳ノートを設置してからは100人以上の方が参拝にこられました。五郎丸駅に来られた際はぜひ立ち寄って頂ければ」と話し、こちらもおすすめのスポットだ。

 なお、五郎丸駅の切符は駅員がいる時間のみ販売。営業時間は平日6時42分~10時と16時~21時55分、土休日は6時44分~10時01分と16時~21時43分まで。

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