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鎧坂7人抜きも大本命・広島悔し13位

 区間2位の力走でゴールする広島のアンカー・鎧坂(撮影・出月俊成)
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 「全国都道府県対抗男子駅伝」(18日、広島市平和記念公園前発着=7区間)

 広島は、トップと2分6秒差(2時間21分20秒)の13位でゴールした。優勝候補筆頭だったが、1区32位の出遅れが響いた。それでもアンカーを務めた鎧坂哲哉(24)=旭化成=が貫禄の走り。区間2位(13キロ・37分33秒)の好タイムで7人を抜き順位を上げた。なお、レースは2時間19分14秒で埼玉が初優勝した。

 全ての力を出し切った。鎧坂が顔をしかめながら、ゴールへなだれ込む。目標としていた1996年第1回大会以来の優勝は果たせなかった。それでも区間2位の好タイムで7人を抜き、順位を13位まで押し上げる激走だ。

 20位でたすきを受け取ると、序盤から一気に前に出た。「少しでもいい順位でゴールしたかった」。過去、広島は20位台でのフィニッシュが2度しかない。沿道には33万人の観衆が詰めかけた。元日のニューイヤー駅伝を終え、状態は決して万全ではなかったが、大声援に応えるためにも、このまま終わるわけにはいかなかった。

 エントリー選手の持ちタイムによるランキングは1位。広島は優勝候補の本命だった。だが、1区・新迫(世羅高・2年)が32位と出遅れると、その他の中高生も普段の力を発揮できなかった。「周囲の期待が大きかった分だけ重圧があったと思う。自分たちで負けたと思ってもらいたくなかった」。後輩を思う気持ちも、その足を前に進める推進力になった。

 レース後、7人でつないだたすきを、新迫の肩に掛けた。「この悔しさを力にして、成長してほしいと思ったから」。そう言って笑顔をみせた鎧坂。走りも存在感も、チームで際立っていた。

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