カワハギ最盛期

 【出漁ルポ・塚田とも子】肝パン!良型!つ抜け何人も!今釣らなくてどうする!カワハギ最盛期 久比里「山下丸」=デイリースポーツ紙指定船宿

 カワハギの肝は、実に美味!秋から冬は肝に脂が乗って大きくなり、「肝パン」のカワハギが釣れるので大人気だ!11月1日、山下丸(横須賀市久比里)にお邪魔すると、大勢の釣り人でにぎわっていた。「エサ取り名人」カワハギを相手に皆さんが道具や仕掛けを工夫して楽しみ、良型ぞろいで、つ抜け(10匹以上)が何人もいた。これから最盛期に入り、さらに楽しみな状況だ。

 竿頭17匹!

 午前7時半、坂本司郎船長の操船で出船。剣崎沖の水深20~40メートルを狙った。私の釣り座は右舷胴の間。

 カワハギ竿に小型両軸リール、オモリ30号、胴突きのカワハギ仕掛け3本バリ、エサはアサリのむき身を使用。

 船長の合図で釣り開始。間もなく右舷ミヨシの人が良型カワハギを釣り上げた。トモでは、横浜市の秋場潤さんが25センチの良型カワハギを釣って笑顔を見せた。

 左舷では、世田谷から1人で来た女性が「ハリを小さくして釣れました。ベテランの人に教えてもらいました」と満足そう。

 横浜市の佐藤忠男さんは、最新鋭の竿とリールを使って、たて続けにカワハギを釣っていた。「竿の感度がいいんですよ。カワハギの誘いはワンパターンじゃダメ」と言う。

 私はベラやトラギスなどほかの魚は釣れてもカワハギが釣れない。カラバリ3本で上がってくることもあった。坂本船長に「なぜでしょう?」と尋ねた。

 「エサ取り名人だからね。ほかの魚は食ってくるが、カワハギは口に掛けないと釣れない。アタリがあったらスーッと竿を持ち上げて、竿先を下ろす前にリールを巻き始める」とアドバイスをいただいた。

 私の右隣、横浜市の鈴木仁也さんが後半に良型カワハギを釣った。

 私は必死で頑張り、終了間際に23センチ級の良型カワハギが釣れた。不慣れで苦戦したが、最後に大喜びとなった。

 船全体の釣果は、1~17匹(17~28センチ)。

 17匹の好釣果で竿頭になったのは、左舷ミヨシ、相模原市の小山友行さん。「前半は竿で誘ったが、後半は、ミヨシだからなるべく竿を動かさないで、竿先に変化が出た時に合わせた。コツッとかカツッというアタリでは、掛からなかった。フワッと出るアタリに合わせて釣りました」と笑顔を見せた。

 ▽山下丸=TEL046・842・8856。別船でアマダイも出船。定休日は第2、4、5水曜日。

 坂本司郎船長「これから水温が下がってカワハギが深場に落ちていけば、良型が数狙えるようになります。肝も脂が乗って大きくなり、おいしくなります」

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