スミイカ つ抜け6人

 【出漁ルポ・塚田とも子】竿頭21匹!初体験でも7匹!好釣果連発スミイカ  鶴見「隠居屋」=デイリースポーツ紙指定船宿

 横浜市鶴見区の隠居屋では、先月下旬からスミイカ釣りを始めた。この時季のスミイカは軟らかくて美味。6日、隠居屋にお邪魔すると、多くの釣り人で賑(にぎ)わっていた。釣り開始早々、スミイカの乗り活発で、つ抜け(10匹以上)が6人も!スミイカ釣り初体験の人も7匹釣って好釣果続出となった。

 この時期は軟らかくて美味

 午前6時半、関口信次船長の操船で出船。中の瀬の水深15メートル前後を狙った。

 私の釣り座は、左舷胴の間、隠居屋の胴突き仕掛けにオモリ30号、オレンジ色のスッテを使った。

 関口船長の合図で釣り開始。1投目から、あちこちでスミイカが釣れ始めた。やがて私にもズシッと乗ったが、取り込む時の不手際でスミをかけられてしまった。トホホッ…。左隣では、渋谷区の高垣千尋さんがスムーズに取り込んでいた。

 取材をしながら3匹釣って船内を見て回ると満遍なく釣れていた。

 全体の釣果は1~21匹(100~400グラム)。

 21匹の好釣果で竿頭になったのは、左舷トモ、川崎市の小林多華夫さん。「オモリを底に着けたまま、ひたすら誘って、ひたすらしゃくって釣りました」と説明する。中1の息子さんとよく一緒に来て「勝負は半々ぐらい」と笑う。

 右舷ミヨシ、横浜市の吉田智信さんは2人の息子さんを教えながら19匹の好釣果を上げた。長男の和豊さんはスミイカ釣りが初めてで「7匹釣って楽しかった」と笑顔を見せた。次男の習太さんは4匹だった。

 左舷ミヨシから2番、横浜市の佐賀敏宏さんも16匹の好釣果。「こんなに釣れるとは思わなかった。職場の人におすそ分けできます」と喜んでいた。

 その隣で川崎市の関本昌彦さんが「今の時季のスミイカは小ぶりだが軟らかくておいしいからね」と言う。

 左舷トモから3番、板橋区の高野慎哉さんは、会社の人と3人で来て13匹の好釣果を上げた。

 2桁釣果の人が6人もいて、船全体で釣れて楽しめたようだ。

 ▽隠居屋=TEL045・501・1107。

 関口信次船長「今の時季は、水深が浅くて釣りやすい。初めての人も入門のチャンスです。イカが乗ったら、ゆっくり巻いて上げ、スッテを持ってそっと桶(おけ)に入れる。ガンガン巻くとスミイカが興奮して、上げてからスミを吐くので気を付けてください。スミイカは成長が早く、これからどんどん大きくなります。今シーズンは期待できそうです」

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