【出漁ルポ・千葉　朗】新潟県・片貝「二三丸（ふみまる）」＝デイリースポーツ指定船宿

　片貝沖のヒラメは、８月に東沖が解禁。今年は台風の上陸、接近が多く、出船できる日が少ないが、この日は好天、出船すれば、いきなり２キロ級が連発。船中７０匹と活性も高く、夏ヒラメは絶好調。９月には南沖も解禁になり、大判の期待も高く、いよいよ本番スタート、出足上々だ。

　◆着底直後にゴゴンッギューン！！

　イワシを付けて仕掛けを底に下ろす。糸フケを取ってタナ取りをしようとした途端、いきなりゴゴンッと魚信、たちまちギュギューンと竿が絞り込まれた。

　片貝港のデイリースポーツ指定船宿「二三丸」の桟橋に午前４時集合で出船。片貝東沖のポイントまで４０分ほど走る。

　船長の合図で仕掛けを下ろした直後のことだ。ギュンギュンと強烈な引きで一気に竿は満月。久しぶりのヒラメ釣りで力加減に少々不安もあり、慎重に巻き上げると、何度も竿を絞り込みながらも、じきにゆらりと座布団サイズの魚体が浮上、いきなり２キロ級の大型がタモに納まった。

　船が再び同じポイントを流すと、またまた強烈な引きで２キロ級が浮上。船中でもあちこちで竿が満月に絞り込まれ船長も中乗りさんもタモ取りで忙しい。

　しばらくして、私はさらに２キロオーバーを釣り上げて、早々に大型３匹と絶好調。

　◆浅場のＬＴでヒラメ数釣り　釣場の水深約２５メートル前後、根際や漁礁周りを狙っての釣り。ラインはＰＥ２号以下、「シーガーＰＥ　Ｘ８」がいい。仕掛けは、オモリ４０号のＬＴ（ライトタックル）だからアタリも出やすく、ヒラメとダイレクトなやりとりが楽しめる。

　１０時半納竿。１キロ前後のものも多かったが、ヒラメの活性は高く、トップ７匹が３人、平均５匹前後と数も出る。外道には、イナダやソイが上がった。

　片貝沖のヒラメ釣りは、９月に南沖が解禁、さらに１０月には全面解禁で、これから本格的なシーズン突入。まだまだ豪快な大判の引きも期待できる。

　▽問い合わせ＝二三丸＝ＴＥＬ０４７５・７６・９９５７。