手応えグイッ!ヘラブナ33~36センチ
【My リポート・細田雄治】手応えグイッ!ヘラブナ33~36センチ 埼玉県寄居町・円良田湖
埼玉県にある円良田湖(つぶらだこ)は県外のヘラ釣りファンをも集める人気スポット。エン堤側は寄居町に位置し、上流部は美里町にまたがる。堤高21メートル、周囲約4キロの灌漑(かんがい)用ダムで、完成は1954(昭和29)年。その直後からヘラブナの放流が続けられているので、魚影が濃いことが特徴。釣りスタイルは陸、桟橋、ボートの3通りから選べる。
つい先日、その円良田湖に出掛けてみた。
旧盆を過ぎ、暑さも一段落した中、到着は午前8時。当日はすでに20人以上が先着していた。
管理事務所に立ち寄って状況を尋ねると、直近の土、日曜日は桟橋がほぼ満員、ボートもズラリ並ぶ盛況ぶりだったという。
最も無難に釣れるのは桟橋とのことで、旅館前桟橋で竿を出すことに。上流側に2人入っていたのでエン堤寄りに席を構えた。
出した竿は16尺、タナ深宙、エサ使いを両ダンゴとしてエサ打ち開始。しかし、すぐに小魚が寄ってしまい、エサがタナまで持たなくなってしまった。
先着の2人は交互に竿を絞る好調ぶり。そこで、その様子を近くで拝見する。
すると、使用竿はともに18尺。8~9尺の短い竿でも釣れるそうだが、深いタナの方が良型ぞろいなので、あえて長竿を選択しているとのこと。
そして、使っているウキは大きく、エサはネバリを出したもの。
ウキの周りにはオイカワやクチボソ、ブルーギルなどが大量に集まっているが、仕掛けとエサの工夫によって、タナまでしっかりと持たせている。
そして、ウキが深くなじんだ後、モヤモヤしながらズバッと消し込む。見ていても、実に気分のいいウキの動きだ。
それを参考に竿を19尺、ウキも大きいものにチェンジ。さらにエサをネバリの強いものに作り替える。すると、ポツポツながらも竿を絞ることができた。
釣れたサイズは33~36センチ。数は16匹ながら、久々に手応えある魚の引き味を楽しめた。
〈ガイド〉管理事務所=TEL048・581・8511。▽料金 桟橋=2100円(入漁料込み)