ワカサギ 絶好釣

 【My リポート・塚田とも子】 神奈川県・芦ノ湖

 神奈川県箱根町の芦ノ湖でワカサギ釣りが秋の好シーズンを迎えた。8日、湖尻の「おか本」にお邪魔すると、多数のワカサギ釣りファンで賑(にぎ)わっていた。周囲の木々は色づき始め、これからの季節は紅葉を眺めながら釣りを楽しめそうだ。

 おか本のボート担当・平野廣己さんが「このところ深い所で良型ワカサギが釣れていますよ」という。当日も、手漕(こ)ぎボートで桟橋沖の水深25メートルの深場で釣った人が、午前中で9~12センチの良型ワカサギ80匹の好釣果をあげた。ベニサシを使ったという。

 数では、私が見て回った中でトップは400匹(742グラム、8~10センチ)の好釣果をあげた箱根町の根本孝行さん。午前7時に出船、プリンスホテル前で午後2時過ぎまでエンジンボートの流し釣り。エサを付けないカラバリで釣った。

 竿はトラウト用6・5フィート、スピニングリールにPEライン1号、仕掛けは「岡本オリジナル芦ノ湖SP312本鈎」を使用。ハリ3号、オモリ3号。

 一緒に釣っていた神奈川県湯河原町の村上友一さんも、10本バリ仕掛けのカラバリで250匹の好釣果。

 私は10時半ごろ、根本さんたちのボートに同乗させてもらった。

 根本さんが操船し、魚探を見ながら移動して、反応が出た所で釣る。2人とも7~10匹掛けの連続で、手返しよく釣って釣果を伸ばしていく。

 私も仕掛けを下ろしたら、一投目で10本バリに7匹掛かってきて驚いた。

 根本さんに釣り方のコツを聞くと、「底をキチッと取って、オモリを底に着けて誘っています」と説明する。

 桟橋に戻って釣り人たちにワカサギの釣果を聞くと、90~100匹ほどの人が多かった。

 ニジマス50センチとイワナ45センチも!!

 大田区の岩波雅人さんは、ワカサギを釣りながら、ワカサギをエサにムーチングで50センチを頭にニジマス4匹と45センチのイワナも。一緒に釣っていた、横浜市の雨宮孝二さんは、ムーチングでニジマス40センチと、ワカサギ仕掛けにイワナ43センチが来たという。

 皆さんが芦ノ湖の釣りを満喫したようだ。

 ▽おか本=TEL0460・84・8488。

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