夜アナゴに「満足です」
【出漁ルポ・塚田とも子】鶴見「隠居屋」(デイリースポーツ指定船宿)
食べごたえ抜群!!夜アナゴ釣りの季節が来た。今年は、昨年に比べるとアナゴの数が少ないようだが、日によってはツ抜け(10匹以上)も出ている。良型が釣れていて食べごたえがあるようだ。5月27日、夕涼みがてら横浜市鶴見区の隠居屋に出掛けた。
関口信次船長の操船で午後5時半に出船、木更津沖の水深15メートル前後を狙った。私の釣り座は左舷胴の間。1・2~1・5メートルの先調子で硬めの竿に、スピニングリールで投げて釣る人が多い。PEライン1・5~2号のミチイトに赤か緑のケミホタルを付ける。オモリ30号、ハリは流線11号のアナゴ仕掛けで、1~2本バリ。エサはアオイソメを縫い刺しにしてだんご状にし、5センチほど垂らす。 特大57センチ出た~魚ギョッ船長の合図で釣り開始。トモから2番、横浜市の滋野直さんが、早々に良型アナゴを釣り上げた。「先週の日曜日(5月21日)も来たが、子供さんだけ2匹で、あとの大人6人は11~16匹、自分も14匹釣れた」という。日によって釣果にムラがあるようだ。左舷、前から3番、東京都小金井市の遠藤竜太さんが、この日一番の特大アナゴ57センチを釣り上げて、周囲を驚かせた。
「うまくハマった」当日の釣果は0~8匹(30~57センチ)。57センチを頭に8匹釣って、数、型ともにトップになった遠藤さんは「アタリが10回あって8匹掛けられた。前回の反省から、今回はアオイソメを房掛けにして、アナゴにアピール。うまくハマって満足です」と笑顔を見せた。
右舷トモでアナゴ6匹を釣った、神奈川県南足柄市の高橋浩さんは「今シーズン初めてのアナゴ釣りです。最後に2匹ばらしたが、これだけ釣れたら御の字です」と喜んでいた。ほかに4、5匹釣った人たちも結構いた。 船長の話「エサをまめに見て、小さくなったら新しいエサを付け足してください。午後8時を過ぎるとアタリの出方が急に変わって、モゾモゾッとかファーとなって難しくなります。違和感があったら即アワセです。夜はまだ寒いので防寒の用意もしてください」 ▽隠居屋=TEL045・501・1107。マダコは金土日祝、午前6時半。シロギスは午前7時、夜メバル&カサゴ、夜アナゴは午後5時半、土日祝日出船。仕掛けも販売。