無料で使えるFXチャートのおすすめ11選!選び方のポイントやテクニカル分析についても解説

FXのおすすめのチャートを、パソコンとスマホアプリそれぞれ紹介していきます。

FXチャートを選ぶ時はチャートの見やすさやサポート力、最小取引単位などいくつかのポイントをチェックしましょう。

1つのチャートに絞り切れないなら、複数のチャートを利用してみて一番使いやすいもので実際に取引を始めるのもおすすめです。

今回紹介するFXチャートはすべて無料で利用できるので、気になるチャートがあれば口座開設してみましょう!

目次

PC版のおすすめFXチャート5選!

まずは無料で使えるPC版のおすすめFXチャートを5つ紹介していきます。

スマホアプリと比べて大きな画面で取引できるので、本腰を入れてFXに取り組みたい人やチャートの細かい動きをチェックしたい人におすすめです。

選ぶポイントを踏まえて、FXチャートを選ぶときの参考にしてみてください。

「GMOクリック証券 プラチナチャート」は比較チャートが便利で分析の幅が広がる

GMOクリック証券 プラチナチャートの公式キャプチャ

GMOクリック証券 プラチナチャートは38種類ものテクニカル指標があります。

一つの画面に表示できる最大チャート数も16個と他のFXチャートに比べて圧倒的に多いのが特徴。

新規や決済などを含むすべての注文をチャートを見ながらワンクリックで操作できるため、タイムラグを生じさせずに取引できるのも魅力です。

分析の幅は他に比べて格段に広いので、色々な分析方法を試してみたい方におすすめです。

公式サイト https://www.click-sec.com/corp/guide/fxneo/
テクニカル指標 38種類
チャートの分割表示数 16チャート
最小取引単位 1,000通貨
※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位

「DMM FX プレミアチャート」は多様なテクニカル指標を搭載

DMM FX プレミアチャートの公式キャプチャ

DMM FXが提供する「DMM FXプレミアチャート」は、DMM.comが厳選した基本的なテクニカル指標を含む29種類のテクニカル指標を展開。

チャート上部にある経済指標情報の表示や、比較チャート機能、複数画面チャートの表示など、分析の幅が広がる機能が充実しています。

パラメータ設定やカラー設定、表示設置などが自分好みにカスタムできるので、ノンストレスで快適なFX取引ができるのも魅力的です。

テクニカル指標 29種類
チャートの分割表示数 6チャート
最小取引単位 10,000通貨

「MT4(メタトレーダー4)」は自動売買ツールの開発や利用が可能

MT4(メタトレーダー4)の公式キャプチャ
MT4はロシアのMetaQuotesSoftware社が開発した、世界各国の投資家から人気のあるFXチャート。

自動売買ツールの開発や、ネットで公開されている自動売買ツールをMT4に導入して自動売買を行うこともできます。

MT4に元々搭載されているテクニカル指標以外にも、世界中の投資家が作成し、配布しているテクニカル指標も自由に使えるので、分析の幅は最大限に広がるでしょう。

MT4でFXの取引をするには、MT4を取り扱っている会社で口座開設をしなければなりません。

2021年8月現在、MT4を取扱っている日本のFX会社は、YJFX!や楽天証券など合わせて10社。

各会社によって取扱通貨ペアや最小取引単位が異なります。

テクニカル指標 30種類
チャートの分割表示数 6チャート
最小取引単位 1,000通貨

ヒロセ通商の「さきよみLIONチャート」は将来の先読みができる

ヒロセ通商「さきよみLIONチャート」の公式キャプチャ

さきよみLIONチャートの特徴は、テクニカル分析を自動で行い、将来の値動きを予測する機能が搭載されていること。

デザインも直感的に分かりやすい作りになっているので、FX初心者の方にもおすすめです。

テクニカル指標 7種類
チャートの分割表示数
最小取引単位 1,000通貨

LIGHT FXの「アドバンスドトレーダー」は直感的に分かりやすいデザイン

LIGHT FX「 アドバンスドトレーダー」の公式キャプチャ

本格的なチャート機能を備えつつ、直感的に分かりやすいデザインになっているので、FXの初心者から上級者まで、幅広い投資家から支持を得ています。

LIGHT FXユーザーの売買比率や価格分布の閲覧ができるのも、アドバンスドトレーダーの魅力の一つです。

テクニカル指標 6チャート
チャートの分割表示数
最小取引単位 1,000通貨

スマホアプリ版のおすすめFXチャート6選!

スマホアプリ版でおすすめのFXチャートを6つ厳選しました。

スマホでFXをするなら、シンプルで見やすいチャートを使うのがおすすめです。

無料で使える!FXのおすすめチャート6選
  • GMOクリック FXneo
  • DMM FX
  • SBI FXトレード
  • 楽天FX i SPEED FX
  • LINE FX
  • 外為オンライン

ここからは無料でダウンロードできる、おすすめのスマホアプリ版FXチャートを紹介します。

FXは24時間動き続けている市場なので、外出先やパソコンが使えない状況でも取引できるスマホアプリはとても便利です。

GMOクリックの「FXneo」はパソコンにも劣らない充実した機能

GMOクリックの「FXneo」

FXneoはチャート機能が充実したアプリ。

ユーザーからはパソコンでの取引にも劣らないアプリだと高い支持を受けています。

一つの画面に4つの別々のチャートを表示でき、16通りのチャートの保存もできるので、複数の通貨ペアの取引や、様々な分析方法での取引が実現可能です。

また売買のタイミングを逃さない、ワンタップでの注文もできるのも人気のポイントです。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 4チャート
注文方法 7通り
テクニカル指標 12通り
デモトレード あり
描画ツール 11通り

「スマホアプリDMM FX」は抜群の操作性を誇る

「スマホアプリDMM FX」の公式キャプチャ

パソコン版のFXの会社でも人気の高いDMM FXのスマホアプリ。

入出金から取引、履歴照会などの操作もスマホアプリ一つで完結するのがポイントです。

状況に応じて1画面チャートと4画面チャートの切り替えもでき、縦画面や横画面にも対応しているので、見たい情報を見やすい方法で見られます。

移動平均線やボリンジャーバンド、MACDなどのテクニカル指標も11種類搭載されており、スマホアプリとは思えない充実感を味わいながらFXの取引ができるでしょう。

外出先でも本格的に取引をしたい方におすすめです。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 4チャート
注文方法 7通り
テクニカル指標 11通り
デモトレード あり
描画ツール 11通り

最小取引単位1通貨から取引可能な「SBI FXトレード」

SBI FXトレードの公式キャプチャ
SBI FXトレードの最大の魅力は取引単位が1通貨からFXを始められること。

他のFX会社だと最低でも1,000通貨からしか始められないので、まずは少額でお試し感覚でFXを始めてみたい人にはピッタリです。

また為替以外の暗号資産価格や主要株式指数もアプリで確認できるので、多角的にFXチャートの変動を分析したい上級者にもおすすめです。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 2分割・4分割
注文方法 6通り
テクニカル指標 10通り
デモトレード あり

「楽天FX i SPEED FX」は相場の状況を直感的に把握できる

「楽天FX i SPEED FX」の公式キャプチャ

楽天証券が提供するアプリには、独自開発されたiSPEED FX専用取引画面、「サークルメーター」があります。

一日の値動きや現在のトレンドなどが一画面で分かり、相場の状況を直感的に把握できます。

車のスピードメーターのようなデザインで初めは見慣れないかもしれませんが、様々な情報が集約された革新的な取引画面です。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 4チャート
注文方法 17通り
テクニカル指標 19通り
デモトレード あり
描画ツール 4通り

「LINE FX」は便利な通知機能が搭載

「LINE FX」の公式キャプチャ

LINE FXには、LINEならではの便利な通知機能が搭載。

経済指標通知や相場の急変動通知、注文期限切れ通知など、他にも豊富な種類の通知が設定できます。

普段からLINEを利用している方におすすめのアプリです。

使い慣れているLINEに通知が届けば、重要な通知を見逃す心配や不安も少なくなりますね。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 4チャート
注文方法 8通り
テクニカル指標 11通り
デモトレード あり
描画ツール 1通り

使いやすさを最重要視する人にはシンプルな外為オンライン

外為オンラインの公式キャプチャ

外為オンラインのFXアプリは、デザインがとてもシンプル。

ホーム画面には経済ニュースの一覧も表示されており、シンプルな画面ながら必要な情報をしっかり入手できます。

通知機能 あり
チャートの分割表示数 4チャート
注文方法 11種類
テクニカル指標 20通り
デモトレード あり
描画ツール 15通り

おすすめのFXチャートを選ぶポイント!将来の価格変動を予測する材料が詰まっている

ここからはおすすめのFXチャートを選ぶポイントを紹介していきます。

チャートは為替相場の動きを表しており、将来の価格変動を予測する材料がたくさん詰まっています。

過去の値動きの分析や将来の値動きを予測する手法はいくつかあり、自分に合った方法で取引するのがベストです。

そしてどの方法も必ず正しいという訳ではないことを理解しておきましょう。

自分に合った方法を探すポイントは以下の通り。

  • チャートの見やすさ
  • 機能性の高さ
  • 情報量の多さ

ここからはチャートを選ぶ際のおすすめのポイントを紹介していくので参考にしてみてください。

チャートが見やすいかどうかは最重要ポイント

まず初めにチャートを選ぶポイントは、そのチャートが見やすいかどうか。

取引をする際、見にくいチャートを利用するのはストレスに繋がりやすく、ボタンを押し間違える可能性もあります。

チャートの見やすさは人それぞれです。

各FX会社の公式サイトで提供しているチャートの仕様や設計を見られる場合が多いので、実際に見てからチャートを決めるのをおすすめします。

またパソコンだけでなくスマホを使ってFXをやりたい方は、スマホでのチャートの見え方についても確認しておくと良いでしょう。

初心者から上級者まで使える多種多様な機能性をチェック

機能性の高さもFXのチャートを選ぶ際の大切なポイントです。

各FX会社のチャートにどのような機能が備わっているかをチェックしましょう。

FXのチャートにはそれぞれ様々な機能があり、その数は十数種類を超えます。

どの機能が自分に合っているかどうかは、各機能の解説を読んで理解を深めることも大事ですが、実際に取引してみて向き不向きを感じて確かめるのも大切です。

代表的な機能については後ほど詳しく紹介しています。

チャートの見やすさや使いやすさは、実際に使ってみないとなかなか分からないもの。

無料でデモトレードを提供しているチャートもあるので、まずはどれが自分に合うのか試したい方はデモトレードから始めるのをおすすめします。

チャートや機能を使いこなせると、FXで1日5000円稼ぐことも夢ではなくなるでしょう。

FXチャートのテクニカル指標は値動きの予測に重要な指標

相場の値動きを予測する方法に、テクニカル分析というものがあります。

FXで稼ぐためにはチャートを読んで、相場の動きを予測することが大切だとお伝えしてきました。

テクニカル分析はチャートを元に、過去の値動きから将来の値動きを分析する方法で、チャートの他にもテクニカル指標を元にして分析することが多いです。

ここからは将来の値動きの予測に重要なテクニカル指標について解説してきます。

FXで役に立つ覚えておきたいチャートパターン

FXでの失敗のリスクを抑えるために、いくつかのチャートパターンを覚えておきましょう。

チャートパターンと同じ値動きになるとは限りませんが、ある程度予測ができるとリスク回避にも繋がります。

ダブルトップとダブルボトム

ダブルトップとは、その名の通りトップが二つあるチャートで、アルファベットの「M」の形に似ているのが特徴です。

二つ目の山の終わりが、二つ目の山を作り始めたときの価格よりも下落したら、ダブルトップの完成。

このダブルトップが完成するラインをネックラインといいます。

ダブルトップが完成した後はそのまま下落し続けていくパターンが多いので、上昇トレンドから下降トレンドへ転換する可能性が高いです。

ダブルトップとダブルボトムの画像

ダブルボトムは先程と逆のパターンで、下降トレンドが終わる頃に見られ、これから上昇トレンドに転換することを意味しています。

ヘッドアンドショルダー

ヘッドアンドショルダーは、チャート上に3つの山があり、真ん中の山が高くなっているものを指します。

真ん中の山が頭、両隣の山が肩のように見えることが、ヘッドアンドショルダーという名前の由来です。

ヘッドアンドショルダーは相場のトレンドが終わる頃に現れます。

ヘッドアンドショルダーの画像

三つ目の山の安値がネックラインを下回ると、下降トレンドに入ったと判断できるので、売り注文をすると利益を狙いやすいです。

またヘッドアンドショルダーを横軸に線対称に動かしたチャートの形を、ヘッドアンドショルダーボトムといいます。

移動平均線は終値の平均値を見て今後の値動きを分析する

移動平均線は、一定期間の終値の平均価格を線で繋いだチャートで、テクニカル指標の中でも基本的なものです。

トレンドの状況や相場の勢いを視覚的に分かりやすく確認できるので、愛用者も多くいます。

移動平均線を使って相場を分析するときは、移動平均線の向きと角度に注目しましょう。

線が上を向いているときは上昇トレンドを指し、下に向いているときは下降トレンドを指します。

値幅が狭く、価格の上昇と下落を繰り返している状態が続いているときはレンジ相場です。

また移動平均線の角度が急であるほど勢いがあり、トレンドが継続する可能性が高いと読み取れます。

ボリンジャーバンドでは平均からみた値動きの差で分析する

ボリンジャーバンドは統計学に基づいた指標で、どれだけの値幅で価格が推移するかを予測するときに使用します。

ボリンジャーバンドの動きは大きく分けると、「スクイーズ」と「エクスパンション」の2種類。

スクイーズはボリンジャーバンドが収縮している状態で、値動きの幅が狭いことが読み取れます。

レンジ相場であるとも言えるので、この状態では利益を狙いにくいです。しかしレンジ相場を抜けるとトレンドに入って利益を狙いやすくなるでしょう。

エクスパンションはスクイーズの逆で、ボリンジャーバンドが拡大している状態を指します。

値動きの幅が広いので利益を狙いやすいです。

RSIは買われ過ぎや売られ過ぎを分析する方法

RSIとは「Relative Strength Index」の頭文字を取ったもので、「相対力指数」といいます。

RSIでは、一定期間の値動きから「買われ過ぎ」か「売られ過ぎ」をチャートから読み解くことが可能です。

RSIの計算式は次のとおり。

RSIの計算式
n期間の値上がり幅÷(n期間の値上がり幅+値下がり幅)

この計算式で算出された値が70~80%以上なら買われ過ぎ、20~30%以下なら売られ過ぎと判断できます。ただしこの数字はあくまでも目安です。

買われ過ぎのときは売り注文、売られ過ぎのときは買い注文をすると利益を狙いやすくなります。

MACDを利用すれば買いと売りのタイミングを分析しやすい

MACDは「マックディー」と読み、日本語に訳すと「移動平均収縮拡散」です。

MACDは「MACDライン」と、MACDの移動平均線である「シグナル」という2つの線の推移でチャートの分析をします。

MACDの見方について見ていきましょう。

MACDの画像

MACDラインが右肩上がりに伸び、シグナルよりも上の位置へ行った状態を「ゴールデンクロス」といい、買い注文のサインです。

一方でMACDラインがシグナルよりも下の位置へ行った状態を「デッドクロス」といい、この状態になったら売り注文のサインです。

FXチャートの種類は主に3つ!見方と分析方法をマスターしよう

FXチャートの種類はローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートの主に3つがあります。

チャートからは始値、終値、高値、安値の情報が一目で分かるので、まずは見方をマスターすることから始めましょう。

チャートは相場を表しているので、FXで稼ぐには必要な知識です。

自分に合ったチャートを見つけて、ストレスのないFXの取引を行いましょう。

ローソク足チャートの見方と分析方法を解説

ローソク足は江戸時代の日本で考案されたもので、時間足で指定した期間の始値、高値、安値、終値などを一目でチェックできる優れたチャートです。

一本の棒状のものが一つのローソク足で、このローソク足が並んでいくことで相場の流れが分かります。

ローソク足の画像

ローソク足を見れば相場の流れも掴めるので、まずはローソク足の見方について理解を深めていきましょう。

バーチャートの見方と分析方法を解説

バーチャートとローソク足は、それぞれ見た目が異なるものの、それぞれのチャートから読み取れる内容はほとんど同じです。

長方形の上下からヒゲと呼ばれる直線が飛び出ていたローソク足に対し、バーチャートはすべて直線で表されます。

バーチャートの見方は以下のとおり。

  • 始値・・・左側に出た線
  • 終値・・・右側に出た線
  • 高値・・・縦線の最上部
  • 安値・・・縦線の最下部

始値である左側の線が、終わりである右側の線よりも高い位置にあると下落、左側の線の方が身側の線よりも低い位置にあれば上昇を意味します。

バーチャートの画像

欧米ではバーチャートの利用が主流であり、海外では終値を重視する傾向があるので、始値の線がないバーチャートが使われることもあります。

ラインチャートの見方と分析方法を解説

ラインチャートは時間ごとの終値だけを繋げて相場の変動を表したシンプルなチャートです。

ローソク足やバーチャートと異なり、始値、高値、安値の表示がないのが特徴。

情報が終値だけなので、チャートの見た目もシンプルで見やすいのがメリットですが、高値や安値の情報がないので、これからの相場の動きを予測するには少し物足りないと感じる方もいるかもしれません。

FXのチャートからは何が分かる?変動の要因や見方を知ろう

FXのチャートは相場の変動と連動しており、過去の動きが分かったり値動きの予測をしたりできます。

FXでは過去のチャートの分析よりも将来の相場の変動を予測する方が重要です。

FXのチャートが変動する要因を知ると、今後のチャートの動きを予測しやすくなるでしょう。

ここからは主にチャートが動く要因や見方について紹介していきます。

FXのチャートの動きには経済指標が大きく影響している

FXのチャートが動く理由には、経済指標が大きく影響しています。

経済指標とは各国の公的機関が公表しているデータです。

日本の場合だと景気動向指数やGDP、日銀短観、東証株価指数、失業率など、経済に関わる指標の総称を指します。

事前に予測されていた経済指標と実際の経済指標の乖離が大きいほど、相場の変動も大きくなりやすいです。

経済指標は大まかに言えば、景気が良いか悪いかを判断する材料になります。

わざわざ景気が悪い、もしくは悪くなりそうなところへ投資する人はおそらくいないでしょう。

多くの投資家たちは公表された経済指標を判断基準に、今後の投資についてジャッジしています。

FXは異なる通貨同士の取引。

各国の経済指標とFXは切っても切れない関係で、経済指標はFXに大きな影響を与えています。

政府や銀行関係者である要人の発言でチャートが動くこともある

要人とは様々な分野で使用されますが、ここでは総理大臣や大統領といった国・政府の代表者や大臣、中央銀行の総裁などを指します。

こうした要人の発言の影響力は大きく、相場の変動を引き起こしやすいです。

例えばある国の要人がインフレを懸念している旨の発言をすると、市場での利上げを検討している可能性を予測できます。

すると多くの投資家たちは、その国の通貨を求めるため、円安になる可能性が高くなるのです。

発言や政策の内容によっては相場の動きが激しくなるので、要人の発言には意識を向けておく必要があります。

ニュースや新聞で情報を得ることもできますが、要人やFX会社が運営するSNSもチェックしておくと良いでしょう。

ニュースや新聞よりもリアルタイムで情報を得られます。

世界の紛争・テロ・自然災害による経済の混乱もチャートの動きに影響する

紛争やテロ、自然災害を包括して「地学的リスク」という言葉があります。

地学的リスクが発生すると、その国の経済状況は悪化し、通貨の価値も下がると予測されるので、相場が動く要因となります。

FXチャートを分析するためのグラフの見方について解説

FXのチャートが動く仕組みについてわかったところで、次はチャートが描かれたグラフの見方について解説していきます。

グラフに描かれているそれぞれの見方や意味を理解すれば、FXで稼ぐための分析もしやすくなるでしょう。

今の相場を確認する3種類のトレンド相場の見方

チャートを見れば今の相場のトレンドを判断できます。

これからの値動きを予測する上でトレンドの把握は大切なので、まずはチャートの見方から確認しましょう。

相場には「トレンド相場」と「レンジ相場(ボックス相場)」の2種類があります。

簡単にいうと、トレンド相場はグラフが右肩上がりもしくは右肩下がりの状態です。

反対にレンジ相場は、一定の幅の中で値動きを繰り返している状態をいいます。

トレンド相場

トレンド相場とは長いスパンで相場が上昇または下落している状態を指し、それぞれ上昇しているときを「上昇トレンド」、下落しているときを「下降トレンド」といいます。

上昇トレンドか下降トレンドかを判断するには、チャートを確認しましょう。

チャートを見て、高値と安値が切り上がっていれば上昇トレンド、高値と安値が切り下がっていれば下降トレンドと判断できます。

上昇トレンドと下降トレンドを解説する画像

上昇トレンドでは新規の買い注文、下落相場では新規の売り注文をすれば利益を狙えます。

相場は上昇か下落のどちらかに転がると、しばらくそのトレンドが続くことが多いので、トレンドにあった取引をしましょう。

レンジ相場

一定の値幅で上昇と下落を繰り返しながら、横ばいをしている相場をレンジ相場(ボックス相場)といいます。

レンジ相場の画像

相場が動く要因になる材料が乏しいときや、多くの投資家たちが取引の様子見をしているときに、なりやすいのがレンジ相場。

レンジ相場は大きな値動きがない状態なので利益は狙いにくいですが、レンジ相場を抜けると相場が大きく動く可能性が高いです。

相場は上昇トレンド、下降トレンド、レンジ相場が入れ替わりながら続いていくので、それぞれの状態の取引ルールを決めるのをおすすめします。

チャートの時間足はトレードスタイルや分析する期間に合わせよう

チャートを見る方法に「時間足(じかんあし)」というものがあります。

FXの時間足とは、相場の値動きを一定の時間ごとにチャートに表したもの。

時間足には1分足、5分足、15分足などの細かいスパンから、日足、週足、月足といった長いスパンまであり、それぞれ「足」の前にある期間の値動きを表しています。

どの時間足でチャートを見るかは、どのような取引をするかによっても変わります。

例えば一日のうちに取引を完結させるデイトレードなら、15分や30分といった、比較的スパンの短い時間足を使うのがおすすめ。

1ヶ月程度で何度か取引をするなら4時間足がおすすめなど、取引の期間によっておすすめは変わります。

週足や月足はデイトレードには不向きですが、過去の大まかな動きを確認したいときはおすすめです。

FXのチャートに関するよくある質問!FXを始める前に疑問や不安を解消しよう

FXチャートに関するよくある質問をまとめてみました。

FXを始める前に疑問や不安を解消しておきましょう。

そもそもFXのチャートとはなんのこと?

FXとは外国為替取引のことをいい、2国間の通貨を売買して利益を得る投資方法です。

FXで利益を得るにはチャートで値動きをチェックする必要があり、特に短期トレードで自分で売買のタイミングを決めるならチャートの情報は必要不可欠です。

FX会社が提供するチャートの見た目や特徴はそれぞれ異なりますが、基本的にはツールやチャート画面、テクニカル指標など搭載された機能は同じです。

FXチャートを選ぶ時のポイントは何?

FXチャートを選ぶ時は以下の3点に注目しましょう。

  • チャートの見やすさ
  • 機能性の高さ
  • 情報量の多さ

見やすいかどうかは人それぞれ感覚が異なるので、実際にいくつかチャートを観察して好みを見つけるのがポイントです。

使いにくいチャートで取引しているとストレスを感じたり損失を出したりしやすくなります。

使い初めてから違和感や不便さを感じたら、迷わず他のチャートを試してみましょう。

今回紹介したFXチャートはすべて無料でインストール・利用できるので、少し手間はかかりますが快適にFXをするなら得策です。

FXチャートにあるBidとAskの言葉はどんな意味?

FXのチャートを見てみると、「Bid」や「Ask」といった言葉を見かけます。

Bidは売値、Askは買値を意味しますが、これは投資家目線の場合。

投資家がFX会社に対して「この値段で売りたい」と掲示する価格がBidとなり、「この値段で買いたい」と掲示する価格がAskとなります。

BidとAskの説明

上の画像は、DMM FX デモ取引の画面です。

画面の右側に青いボタンと赤いボタンがあり、それぞれ「売 Bid」、「買 Ask」と表示されているのが分かります。

その下に価格が表示されており、買値の方が0.002円高くなっています。これはFX取引の実質の手数料であるスプレッドが含まれているからです。

画像のように米ドルを109.679円で購入し、相場が変動する前に即座に売却すると、109.677円で売却できます。

相場が変動していないのに0.002円のマイナスになるのは、手数料として徴収されているためです。

FXチャートの分析は実際に画面を見ながら勉強しよう!

FXで稼ぐためにはチャートの分析は必要不可欠。

チャートを分析する方法やツールはたくさんあっても、絶対に正しいとされる分析の仕方や、予測が必ず当たるという方法はありません。

そして過去の値動きとまったく同じ値動きがやってくることもありません。

このことを十分に理解して、自分にピッタリの分析ツールや方法を見つけましょう。

必ずしも正しい訳ではありませんが、将来の値動きを予測するための判断には役立ちます。

何度か取引の経験を積んでいくと、値動きのパターンや社会情勢との関係性についても自分なりの見解が見つかるでしょう。

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