牧田“一発快投”守護神当確!

 「WBC壮行試合、日本3-2豪州」(23日、京セラ)

 “一発快投”でテストに合格した。日本代表・牧田和久(28)=西武=が1点リードの九回から登板し、3者連続三振。本大会で抑えを務めることが確実となった。右腕は「一球で試合が決まる。気持ちを込めて投げた」と冷静に振り返った。

 8番から始まる豪州打線に対し、緩急を駆使しながら翻弄(ほんろう)。時折、投球フォームのタイミングを微妙に変える高度なテクニックを見せ、相手を寄せつけなかった。先発の田中が直球を痛打される場面が目立つなか「自分の直球はどうだろうと思ったが、タイミングが合っていなかったので収穫」と、充実の表情を浮かべた。

 守護神不在が悩みの種だった山本監督も「かなり、有力なストッパー」と明言。重責を託された牧田は「どこでも力を出せるようにしていきたい」と言葉に力を込めた。

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