【5月20日・明大-慶大】明大・伊勢、課題の制球も安定 プロで十分使える

 「東京六大学野球、明大2-0慶大」(20日、神宮球場)

 元阪神スカウトで現在AbemaTV六大学野球中継の解説を担当している菊地敏幸氏は、明大・伊勢大夢(ひろむ)投手(3年・九州学院)の快投にほれ直した。この日はリーグ戦初完投初完封で3勝目。目の前での慶大の秋春連覇決定を阻止した。

 同氏は伊勢が操る直球、スライダー、落ちる球のコンビネーションを絶賛した。「プロの1軍で十分使える」とのお墨付きも。課題だと見ていたコントロールも安定しており、「素晴らしい投球でした」とうなった。

 3年生ということでドラフトイヤーまであと1年を残す。同じ明大の森下暢仁(まさと)投手(3年・大分商)とともに競い合うことで、楽しみな存在となっていきそうだ。

 ◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。

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