【5月12日・法大-東大】法大・中山お見事サイクル安打 飛ばす力にプロも注目
「東京六大学野球、法大17-1東大」(12日、神宮球場)
元阪神スカウトで現在AbemaTV六大学野球中継の解説を担当している菊地敏幸氏は法大・中山翔太内野手(4年・履正社)のパワフルな打撃を評価した。この日はリーグ史上8人目のサイクル安打を達成。4安打6打点と大暴れした。
同氏は「恵まれた体格ですので、それを生かしたバッティングを見せてほしい」と右のスラッガーとしての素質を買っている。
法大OBの広瀬純(現広島1軍外野守備・走塁コーチ)をほうふつとさせる185センチ、95キロの筋骨隆々の体形に、高校時代から変わらず丸刈りを貫く風貌はプロの世界でも映えそうだ。
まだまだ粗さが残ることを認めつつも、「体に力ある、飛ばせるというのは魅力ですのでプロのスカウトも非常に注目している」と各校のエース級との対戦で真価を発揮できるか目が離せない。
◆菊地敏幸(きくち・としゆき)1950年生まれ。法政二から芝浦工大を経てリッカー。ポジションは捕手。89年にスカウトとして阪神入団。藪、井川、鳥谷らを担当。13年限りで阪神を退団した。今年から「AbemaTV」で東京六大学野球リーグの解説を担当。