男の引き際…あの名選手も…2019プロ野球引退表明

 巨人の上原、阿部、松坂世代のヤクルト・館山らが引退を表明した。また、広島の赤松や阪神の横田は、病気を克服して復帰するも活躍できずに現役生活を終える。2019年、主なプロ野球選手の引退をまとめた。

公開日:2019.9.24

 脳腫瘍からの完全復活を目指してきた阪神・横田慎太郎外野手(24)が9月22日、西宮市内の球団事務所で会見し、今季限りでの現役引退を発表した。球が二重に見えるなどの後遺症もあり、決断した。育成選手となった後も「背番号24を取り戻す」と胸に秘めていたが、叶わなかった。「自分で決めたことなので、全く後悔はありません。この2年半は苦しかったですけど、自分が野球をやりたいと思って選んだ」と力を込めた。

横田が涙の引退 目の後遺症で決断…脳腫瘍からの実戦復帰叶わず

【ヤクルト】館山昌平投手(38歳・プロ生活17年)

ヤクルト館山「心が折れることもあった」引退会見でポロリ けがとの戦いで9度の手術

 ヤクルト・館山昌平投手が9月13日、都内の球団事務所で畠山和洋内野手とともに引退会見を行った。09年には16勝を挙げるなど、通算278試合の登板で85勝。「正式に引退しようと決めたのは今月に入ってから。後悔はない。その一点です」と笑顔を浮かべた。右肘靱帯(じんたい)の再建手術3度を含む9度の手術を受け、体には175針が刻まれている。故障と戦った17年間のプロ野球人生だった。

ヤクルト館山「心が折れることもあった」引退会見でポロリ けがとの戦いで9度の手術

【ヤクルト】畠山和洋内野手(37歳・プロ生活19年)

ヤクルト畠山 引退会見で「練習嫌い」と自虐「まじめにやった自分を見てみたい」

 ヤクルト・畠山和洋内野手は9月13日、都内の球団事務所で館山昌平投手とともに引退会見を行った。19年間のプロ野球人生に終止符を打った畠山は晴れ晴れとした表情。畠山は「本当に幸せな野球人生だった」と振り返った。「練習嫌いとして有名な部分はあった。まじめにやった自分を見てみたい。これが僕であって、こういう性格だからできたのもあるが、まじめだった自分に興味はあります」と笑った。一方で、「悔いはないです」ともうなずいた。

ヤクルト畠山 引退会見で「練習嫌い」と自虐「まじめにやった自分を見てみたい」

【ヤクルト】寺原隼人投手(35歳・プロ生活18年)

ヤクルト・寺原、三輪が現役引退を発表 「これからの人生を大切に」

 ヤクルトは9月17日、寺原隼人投手(35)と三輪正義内野手(35)が今季限りで現役引退することを発表した。寺原は日南学園高から01年度ドラフト1巡目でダイエー(現ソフトバンク)に入団。横浜(現DeNA)、オリックスを経て、13年にソフトバンクに復帰。昨オフにソフトバンクを戦力外になり、今季からヤクルトに移籍した。

ヤクルト・寺原、三輪が現役引退を発表 「これからの人生を大切に」

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