基本的プレー積み重ね粘り見せた長崎商

 「全国高校野球選手権・3回戦、神戸国際大付6-5長崎商」(25日、甲子園球場)

 大会前の時点で、どこが強いのかなと考えていた時、近畿勢に加えて専大松戸(千葉)も注目やなと思っていたんです。その中で、長崎商はその専大松戸を倒して勝ち上がってきたわけですが、神戸国際大付(兵庫)との試合で、その強さが分かりました。

 何より走塁の意識。初回の2点も、一塁ランナーがセンター前ヒットの間に三塁まで進んだところからのものですし。例えば、大阪桐蔭が春夏連覇をした時とかを思い返すと、1人の強力なバッターに頼るのではなく、全員の走塁の意識が高くてスキを逃さず得点する雰囲気がありました。それに似たものを感じましたね。

 守備も長崎大会の5試合で無失策だったように、全体的に堅実で。基本的なプレーの積み重ねで、粘りを見せての延長戦。流れも良かったんですよね。延長十回には主将の青山君が、大会初安打で出塁して勝ち越しのホームを踏むという、盛り上がる展開で。見ていても、長崎商が勝つのかなという感じもあったんですが、野球は分からないものですね。

 逆にいうと、長崎商のムードの高まりもあった中で、それを押し返して2点を奪ったサヨナラ勝ち。神戸国際大付の底力というものも、改めて感じた試合でしたね。

◆かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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