お見事!次元が違う明徳義塾・馬淵監督の采配

 「全国高校野球選手権・2回戦、明徳義塾8-2ノースアジア大明桜」(22日、甲子園球場)

 第1試合は、やはり明徳義塾(高知)の馬淵監督の采配ですよね。風間君の攻略はもちろんですが、九回の攻撃もさすがだったなと。八回に3点差に追い上げられた中、先頭打者がデッドボールで出塁。そこで3番の森松君の場面でしたが、ここで代打・西川君が送られました。

 この試合、森松君は五回に勝ち越し打を放ってそこまで2打数2安打。1回戦では県岐阜商相手にサヨナラ打も放っていた好調の選手を下げた上で、西川君が送りバントです。

 バントなら森松君でも、と思ってしまいますが、西川君がうまいからでしょうね。そしてこのチャンスで、そこまで無安打だった4番の加藤君がタイムリーです。僕ら素人が考えていることとは次元が違うんでしょうけど、名将たるゆえんと言いますか見事でした。

 高知大会の決勝では高知の森木君と対戦して、そこでも序盤から球数を投げさせて九回に3点取って勝っていたんです。過去、甲子園でさまざまな投手と対戦してきた中で、こうやって試合を作って勝つんだというのを、改めて見せてもらった気がします。

◆かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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