今年の近江は「二本の矢」で十分

 「全国高校野球選手権・1回戦、近江8-2日大東北」(20日、甲子園球場)

 前日が2時間22分の中断の末に降雨ノーゲームとなり、仕切り直しとなった近江(滋賀)と日大東北(福島)の第1試合は、悪天候の予想で試合開始が1時間ほど遅れました。晴れているのにシートが敷かれて、「どうなるの」と心配しましたが、終わってみれば8-2という点差を感じない好ゲームになりました。

 六回の攻防が大きなポイントでした。五回に2点をかえした日大東北は六回の守りで、この試合初めて三者凡退に抑えました。流れが変わるかな、と思っていたら、近江は好投していた2年生の山田君から3年生の岩佐君にスイッチ。そうしたら三者連続三振です。

 2001年夏に3投手の継投で準優勝して以降、層の厚い投手陣を「三本の矢」と評されることが多い近江ですが、今年は「二本の矢」で十分ですね。山田君は打っても4番打者。2回戦は大阪桐蔭との対戦ですが、お兄さんが大阪桐蔭OBということでまた注目が集まります。

 日大東北は3番手で投げた1年生の堀米涼君がよく投げました。「ほりこめ!、ほりこめ!」とよく声援が飛んでいましたが、それが「ほうり込め、ほうり込め」と、近江の打者を応援しているように聞こえたのは印象的でした。将来が楽しみな投手。また甲子園に帰ってきて欲しいですね。

◆かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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