中京大中京・畔柳投手に異変がなければ…

 「選抜高校野球・準決勝、明豊5-4中京大中京」(31日、甲子園球場)

 準決勝は121球しか投げられない中京大中京(愛知)・畔柳投手の登板を楽しみにしていたのですが、アクシデントもあって31球で降板しました。

 敗れはしましたが、改めて「今年の中京大中京は畔柳のチーム」だと思いました。この日の3点は彼が出場している間に奪った得点でした。畔柳投手はこれまでも相手を圧倒するような投球を見せてきました。この試合も2回1/3で7つのアウトのうち5つが三振。そういう姿でチームは乗るんでしょうね。もし体に異変がなく、残りの90球を投げきれていれば、結果は逆だったかもしれませんね。

 明豊は東播磨、市和歌山、智弁学園に続いて、またも注目校を破りました。二遊間を含めて内野の守備が堅いですね。川崎監督は智弁和歌山時代に堅守のショートとして有名で、同校OBに聞いても「守備は歴代ナンバーワン」と言われるぐらいの選手でした。今も自らお手本を見せるそうですけど、選手が「レベルが高すぎて無理です」というぐらい上手だそうです。指導者でも守備への意識がチーム作りに表れているんでしょうね。

 決勝は東海大相模と戦います。強敵ですが、明豊は何をやってくるか分からない魅力があります。高校野球ファンを引きつける戦いを期待したいですね。

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 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、43歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。「デイリースポーツオンライン」でコラム「かみじょうたけしの内にズバッと!!」を連載中。

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