仙台育英で出会った“将来の淡路のスター”候補

 仙台育英の須江航監督が「二度消えた甲子園」という本を出されたのはご存知でしょうか?コロナ禍にあって、いかに選手ファーストで活動されていたかが書かれている素晴らしい内容で。読ませてもらって、お会いしたいなと思っていたところ、知り合いの方がつないでくださったので仙台まで行きました。

 訪問させてもらう上で、気になっていたことが1つ。僕は淡路島出身ですが、実家の近所の子が仙台育英に行ったといううわさを聞いていました。なので須江監督にお会いして確認させてもらうと、うわさ通りでしたね。

 紹介してもらった淡路出身の選手、岡田大成君といいます。驚いたのは直接話させてもらった時で「岡田君、僕のことなんか知らんやろ?」と笑ってたらこう返されました。

 「実家にいた時にかみじょうさんがテレビに出ているのを見て、うちのお母さんが『中学の時に一緒のクラスやったんやで』って」

 まさかの、中学と高校で6年間同じだった友達の息子で(笑)岡田っていう友達おったかなあと思ったんですが、女の子やったので結婚して名字が変わったんですよね。聞くと、僕もすごく親しくしていた友達やったのでさらに驚きで。

 淡路の田舎から、仙台育英にまで来て野球をやる志だけでも、たいしたものやなというところですが、実力もすごいみたいで。まだ1年生ですが、須江監督は「秋は背番号7を渡して5番打たせます」とさらっと言われるわけです。その後の秋季大会初戦では、5番どころか4番で結果も残してましたから。

 今年はコロナの関係で、特に1年生は練習もそれほどできていないと思うんです。しかも岡田君は中学は軟式やったんで、硬式野球にも慣れてないという中で、主軸を任されているわけですからね。

 元々、中学の全国大会に岡田君が出場した時に須江監督が「右方向にあれだけ打てるのはすごい」と強烈な印象を受けたそうで。監督就任前からOBとしても見られていた選手も含めて「僕が見てきた中でも左打者なら上林(現ソフトバンク)、右なら岡田です。同じ時期の上林と比べたら若干、岡田の方が上じゃないですか」と評価されていたほどで。

 右方向に打てるというところでは、昨年、東邦から中日に入った石川昂弥選手みたいになってほしいですね、といった話をすると、須江監督も「石川を超える選手になれと言ってます。そういうタイプになれる選手だと思います」と言われてました。本当に期待されている選手です。

 元々はキャッチャーらしいですが、ケガもあって今は外野らしく、体格も身長が185、6センチぐらい。仙台育英では選手それぞれにいろいろな細かい数値を出す中で、岡田君は打撃部門で一番の数値だそうです。

 淡路出身では阪神の近本君がいて、去年はオリックスに入った村西君がいて、今年のドラフトでは東洋大の村上君も指名されるかもしれません。淡路のスター候補というか、そこにつながるような選手になってほしいですし、これからも注目したいですね。

  ◇  ◇

 かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170センチ、体重50キロ。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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