大きかった明石商の八回代打・山口君のタイムリー
「高校野球交流試合、明石商3-2桐生第一」(16日、甲子園球場)
明石商の試合は、予想通りロースコアの展開になりましたね。中森俊介君と桐生第一の先発の宮下宝君との見応えのある投げ合いとなりましたが、明石商の勝利を振り返った時に大きかったのが、八回に代打で出た山口瑛史君のタイムリーでしたね。
明石商で言うと、他の学校でもほとんどがそうだったように、夏の代替大会では3年生部員39人を全員出すことを一つの目標にしていました。その中でこの甲子園交流試合に関しては、狭間監督は保護者の方々にも意見を聞いた上で、学年に関係なくベストメンバーで挑むことを決めたそうなんです。
そこでこの山口君なんですが、昨年の秋は主に三塁コーチャーを務めていて打席に立ってないんです。相手の守備陣の分析とかが優れていないとできないポジションを任されていた選手なんですが、ベストメンバーで挑んだ試合の大事な場面で、代打で勝利に結び付くタイムリーを打つところがいいですよね。
おそらく、培ってきた分析力が生きたのではというのと、もしかすると狭間監督もそういったところを分かって起用したんじゃないかなと。監督の愛情や信頼と言いますか、そこに応えた3年生の思いが見えました。
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かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。