磐城・渡辺監督の“陰のファインプレー”

 「高校野球交流試合、国士舘4-3磐城」(15日、甲子園球場)

 昨年からの流れで履正社と星稜の試合に注目して見ていましたが、3試合で印象に残ったのは磐城の木村前監督の試合前ノックでしたね。当然、僕は球場に入れないわけですが、しっかりとテレビで見ることができました。

 以前、指揮を執られていたから当然ではありますが、ボールを受け取ってから打つまでの流れもスムーズで、一球一球丁寧に、試合を想定してでしょうけど強弱を付けてゴロを転がしたり。ノックが終わってからも、手でホームベースをきれいに拭われていましたが、そういったところに今回のノックに込めた気持ちや、甲子園への敬意が分かりましたね。

 同時に感じたのは、現監督の、渡辺監督の思いです。先輩でもある木村前監督への敬意ですよね。木村前監督から『やらせてくれ』と言ってできることでもないわけで、渡辺監督からの『やっていただきたい』といった思いがなければ、実現していないでしょうから。陰のファインプレーというものでしょうか。

 試合後のインタビューでも、渡辺監督は敗戦を振り返って「監督の差でやられました」という言い回しで選手を責めなかったところも良くて。いろいろな方のこの1試合に懸ける純粋な気持ちが見えた、いい試合でした。

  ◇  ◇

 かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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