京セラドームが甲子園に…オリックスの高校野球イベントに参加しました

 6月2日のオリックス-日本ハム戦では「大阪代表バファローズ高校(初出場)」と題して、京セラドーム大阪が高校野球一色に染まる特別なイベントが開催されました。甲子園球場でアナウンスされていた池田知子さんによる高校野球風の場内アナウンスに、大阪桐蔭高校吹奏楽部とオリックスバファローズ私設応援団の夢の共演。さらに高校野球中継のエンディングテーマを長きに渡り歌われていた、西浦達雄さんによるライブ&国歌斉唱など内容は盛りだくさん。そんな中、私かみじょうたけしも、高校野球大好き芸人としてトークショー、始球式、試合の解説ゲストと大いに関わらせてもらったんです。

 球場外のステージに立つと智弁和歌山、大阪桐蔭のタオルを掲げる方、近江のうちわであおいでる方、さらには智弁和歌山のユニホームを着てる方など、京セラドームのはずなのに目の前にはうっすらと阪神高速が浮かび上がりましたね。

 西浦達雄さんのライブで名曲「手の中の青春」が演奏されると、目を閉じながら聞き入るたくさんのお客さんもいらっしゃいました。きっと甲子園球場のあの大歓声がよみがえっていたのでしょうね。皆の心は完全に高校野球モードでした。

 球場内にはバファローズの選手たちが高校時代に実際使用していたユニホームが展示されていたので、じっくりと見学したのですが、吉田正尚選手の敦賀気比時代のユニホームは小さかった。高校時代はまだまだ細身だったのに、身体を鍛えに鍛えてプロ野球選手になった事がよく分かりました。

 その後、スタッフの方に「そろそろグラウンドにお願いします」と案内されてベンチ横に移動。始球式直前には、試合前にもかかわらずバファローズの期待の新人、中川圭太選手がキャッチボールの相手をしてくれました。偶然の出来事となりましたが、PL学園出身の選手とのキャッチボールも僕の中での高校野球モードを更に高めてくれましたね。マウンドで選手宣誓し、渾身の一球は右打者の外角低めにそれたものの、大歓声が僕を包んでくれました。

 いざ試合が始まると、大阪桐蔭高校吹奏楽部が野球ファンを魅了するんです。五回裏「TOINファンファーレ」が鳴り響くと、吉田正尚選手の打席では「紅蓮の弓矢」の演奏が。昨夏の大阪桐蔭・青地選手の姿が思わずよみがえりました。六回には「アフリカンシンフォニー」や「パワプロ」なども演奏されて…ただ、選手名はオリックスの選手なわけですので「アイラービューロメロー♪」と言ったフレーズには思わず笑ってしまいましたが。

 試合は8-2とファイターズ6点リードで、八回裏のバファローズの攻撃を迎えました。大量得点差にも、諦めることのない真っすぐな大阪桐蔭高校吹奏楽部の応援が繰り広げられて、その気持ちにバファローズ私設応援団も応えて熱い応援を展開。すると2死から4番・杉本が2ラン、さらにロメロのソロと2者連続ホームランで3点差まで追い詰めたんです。結果的には8対5でファイターズの勝利で終わりましたが、バファローズファンには最後まで一切、諦めムードがなかったですね。

 普段野球を見ていてクソー!と思う事もありますが、チームを信じて応援を続ける大阪桐蔭の生徒の皆さんから、改めて応援の本質を教えられたような気がしました。今回の「大阪代表バファローズ高校(初出場)」のイベント、ぜひ来年も、必ず開催していただければと思います。

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 かみじょうたけし(本名・上条剛志)1977年12月31日生まれ。兵庫県淡路島出身。龍谷大卒。血液型A型。身長170cm、体重50kg。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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