決勝で平安と智弁なら、僕死んでもいいです

 龍谷大平安のアルプスで声をかけられました。誰かと思ったら、1年ぐらい前にお会いした、東山ボーイズのレッドベアーズというチームの甲斐省三監督で。それで、誰か出身の選手いるんですか?と聞くと、龍谷大平安のキャプテンの水谷君と、智弁和歌山の細川君が出身で、その2人を見に来たと。

 聞くと、細川君は当時から足が速く、小学6年の時に100メートルで京都府1位になったと。12秒台か11秒後半ぐらいで優勝したらしく、お父さんも陸上をやらせるか野球かで迷われたぐらいだそうで。

 水谷君は中学時代もキャプテンだったそうですが、あと1勝で東京ドームに行けるというジャイアンツカップの予選の決勝戦の時の話で、ピッチャー陣がかなりバテてたため、当時キャッチャーの水谷君が「オレ投げます」と名乗り出たそうなんです。いきなり初回に8失点して負けたそうですが、甲斐さんは「水谷のチームやったし納得してます」と。

 試合中には「もし決勝で平安と智弁が当たったら、僕死んでもいいです」と言われていて。平安が負けると「死ぬのは夏に持ち越しです。僕はそれぐらいの気持ちです」と。「死んだらあきません」と返しましたが、夏にリベンジなるかどうか。今から楽しみです。

  ◇  ◇

 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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