京都勢の甲子園通算200勝へ抽選会から2校に注目

 センバツ出場校が決まりましたね。いろいろと見どころはありますが、個人的に注目しているのが、京都勢の福知山成美と龍谷大平安の2校です。

 先に勝った方が、記念すべき京都勢の甲子園通算200勝達成となりますが、当然、先に試合をする学校が節目の勝利に近付きます。そういう意味でも各校のキャプテンによる抽選会が、ポイントになってきますよね。

 そんな中先日、京都のご飯屋さんでのことですが、偶然、福知山成美のキャプテンの岡田選手のお父さんと一緒になりまして。お世話になっているお店なんで紹介してもらったわけですが、お父さんの話では岡田選手はすごく努力家だそうで。

 元々、野球はうまくなかったらしいんです。小学4年の夏から始めて、ルールもプレイステーションの野球ゲームで覚えたとかで。5年の時も20人まで背番号をもらえる中、22番目の選手ということでもらえなかったぐらいだったそうで。

 「かみじょうさん、ワシはね、ドカベン世代やからとりあえず漫画の『ドカベン』と『大甲子園』を全巻買ってそれを読ませてね」

 そんなことを言われてましてね。ちなみにお父さんは名前が「太郎」らしくて「ワシ、山田太郎と一文字違いです」って(笑)それでドカベンで野球を教えたそうで。一生懸命努力もする選手で、6年生の時にレギュラーになれたそうです。

 性格も真面目らしくて、お父さんに敬語で喋るらしいですが、勉強もすごいらしくて。通知表の写メールを見せてもらいましたが、「オール5」でした。去年も英検準2級に合格したとかで。それを聞いて「勉強もできて野球もできて、根尾二世ですね」って話をしたら「あっちは大天才、うちの子は泥くさく努力をしてですから」と言われてたぐらいで。

 福知山成美でも最初は全然レギュラーになれない状況だったそうです。それが1年の夏に床がビショビショになるぐらいスイングを繰り返したり、そういった努力をして、1年の秋からレギュラーになったそうなんです。

 ドカベン世代と言われるぐらいですから、お父さんも京都の東山で野球をされていて、2つ上にレッド吉田(TIM)さんがいたらしいです。レッドさんの汚れたユニホームを洗濯とかされてたそうで、レッドさんにも、お父さんのことLINEしたら「めちゃめちゃ覚えてるわ。成美応援せなあかんな」と言われてましたよ。

 一方、龍谷大平安は去年夏に通算100勝を挙げた試合で、水谷キャプテンがすごかったですね。同点の九回2死から塁に出て、二盗、三盗を決めてサヨナラのホームにかえりましたから。当時はまだ2年生なのに、3年生のチームであの場面でノーサインで走ったわけですから。その強心臓たるや…ですよね。

 京都勢200勝が、龍谷大平安100勝目のホームを踏んだ水谷君なのか、努力の人・岡田君なのか。どっちが取るのかというところで、大会はもちろんですが、その前の抽選会から目が離せないです!

  ◇  ◇

 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、41歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。高校野球大好き芸人として知られる。趣味・特技は競輪予想、モノマネ。

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