いよいよ開幕の秋季近畿大会 V候補は履正社?智弁和歌山?見どころ紹介

 秋季近畿大会の抽選会が16日に行われました。20日の開幕から来春センバツへ向けた戦いが始まりますね。個人的には、履正社(大阪)と智弁和歌山が優勝候補だと思っています。

 履正社は1回戦で南部(和歌山)と対戦します。秋季大阪大会決勝では、大阪桐蔭の公式戦36連勝を止めました。今夏の北大阪大会準決勝は、大阪桐蔭に「もう大丈夫」という九回2死走者なしから逆転負け。今回はそれ以来の対戦でした。バックネット裏で見ていたのですが、夏もキャッチャーだった野口くんからは「俺らは負けるつもりはない」というオーラを感じました。チームの雰囲気もいいし、今年は打線が強力ですね。

 特に3番・小深田選手はスケールが大きい。打撃フォームはOB・安田選手(ロッテ)にめちゃくちゃ似ていますね。同じ三塁手だし、すごくかぶりました。この夏の大阪桐蔭戦も根尾選手から2安打を放っていますし、個人的には安田選手の1年の時よりもすごいと感じています。投手陣も清水、植木、田淵と豊富ですし、近畿大会も優勝を狙えるでしょう。

 智弁和歌山は、元プロの新監督・中谷仁監督の下、秋季和歌山大会を制しました。中谷監督は相変わらず気さくで、球場でお会いすると、楽天ファンの僕に「それ、ウィーラーのカバンじゃないですか!!」って突っ込んでくれたりします。

 ただ、野球になると本当に厳しい。先日、智弁学園(奈良)との練習試合に25-2ぐらいで勝ったそうです。何本も本塁打が出た中で、ある選手が力を抜いて一周していると、ベンチでかなり叱っていたそうです。「なめた態度を取らんと早く帰ってこい!!」と。そもそも智弁学園に大勝すること自体がすごいのですが…。スキがないです。

 智弁和歌山は打撃のイメージでしたけど、中谷監督になってから、走塁練習を取り入れているし、バッテリーもしっかりしました。1回戦の相手は大阪偕星学園。どんな試合をするか楽しみですね。

 今年の甲子園で春夏連覇を果たした大阪桐蔭は、新チームでレギュラーが完全に入れ替わりました。秋季大阪大会では、さすがにまだ旧チームのような強さは感じませんでした。これからのチームですもんね。

 秋季大阪大会では、3本塁打を放った1年生・西野力矢選手が注目されました。あだ名は「ごんちゃん」。大きく左足を上げて止まる独特の打撃フォームも、何かかわいらしいです。

 チーム内でもかわいがられているそうですよ。藤原恭大選手のお父さんにお聞きしたのですが、藤原選手は西野選手のことがかわいくて仕方ないそうで。かわいらしい見た目とは違い、パワーはすごいそうです。藤原選手は3年生の中で一番飛ばしていたそうですが、藤原選手はお父さんに「パワーだけなら僕より上」と言っていたそうですよ。

 大阪桐蔭は1回戦で橿原(奈良)と対戦します。智弁和歌山とともに勝ち上がれば、今春センバツ決勝以来の対戦となりますね。ただ、大阪偕星学園も橿原も簡単な相手ではありません。熱い戦いに期待しましょう!!

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