大阪桐蔭、六回2死走者なしからプレッシャーをかけて4点奪取

 今日は大阪桐蔭の試合を観戦しました。根尾選手と藤原選手のホームランはすごかったですね。めちゃくちゃびっくりしました。2人は、強い大阪桐蔭の象徴的な選手です。でも、僕はそれ以外にも強さを感じるシーンがありました。

 六回2死で石川選手が中前打。続く小泉選手も左前打を放った場面です。一塁走者・石川選手はレフトがチャージを緩めると、一気に三塁を陥れました。

 同時に打った小泉選手も二塁へ。2死走者なしからプレッシャーをかけて4点を奪いました。能力が高い選手ばかりなのに泥くさい。やれることは全てやる。ほんまにスキがないですね。

 ふと、旧チームの福井主将(現慶大)との会話を思い出しました。昨秋、彼が後輩の試合の応援に来ていた時に球場でお会いして、主将として「日本一の準備」をモットーに掲げ、やってきた話を聞かせてもらいました。

 その時、彼は履正社の文化祭へ行った帰りに、球場へ来ていました。文化祭では、履正社野球部が開いた模擬店で、安田くん(現ロッテ)や若林くん(現慶大)が、商品を買ってくれた人と写真を撮る企画をしていたところを見たそうです。

 福井くんは「しっかり考えて、売るための準備をしていましたね。僕らも負けられません。しっかり準備します」と。文化祭でも負けられへんのかいって。普段からそういう意識で、いろんなところにアンテナを張ってやっているから、野球でもスキがないんでしょうね。

 九回に沖学園の選手が一塁でアクシデントがあった時には、大阪桐蔭の選手がアイシングを首に当て、水を持って行っていました。とっさの出来事にも、そういう対応ができる。あらためて大阪桐蔭の強さを感じる試合でした。

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 かみじょうたけし(本名・上条 剛志)1977年12月31日生まれ、40歳。兵庫県淡路市出身。中学、高校時代はソフトテニス部。龍谷大卒。お笑いコンビ「ロビンス」で活動後、現在はピン芸人。「デイリースポーツオンライン」でコラム「かみじょうたけしの内にズバッと!!」を連載中。

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