かみじょうたけし 清宮は12球団が指名すべき!指名回避はダメ、絶対ダメ!
早実・清宮幸太郎内野手(3年)がプロ志望届を提出した事で10月26日に行われるドラフト会議がより一層盛り上がる事となった。先日行われた決意表明会見。高校生がドラフト会議前に会見を開くというのも異例だったが、そんな事よりも原稿も用意せずとも堂々と喋る姿と、その内容に驚かされた。
「手の届く夢をかなえる事に幸せを感じていた」という表現があったのだけど、これ凄くないですか?これって努力すれば手が届く夢を小さな頃に自分で一つ一つ設定出来ていた事になる。
メジャーへの思いを聞かれた時も「一つ一つ目の前の目標をクリアしていくことで、先に繋がっていくという確信がある」と答えていた。そう、同じ事なんです。
つまり、小さな頃から夢を叶えるための方法、やるべき事を解っていた事になる。
かつてこんな高校生がいただろうか。
U-18W杯の時もそうだった。キャプテンの清宮選手は守備位置から、攻撃時はベンチから一番大きな声を出してチームを鼓舞していた。
ホームランは2本打ったものの打率.219と不調に苦しみ、自分が想像していたものとは程遠い結果となってしまっただろう。しかしそこで腐らずチームのために今、不調の中で何ができるのかを考え、行動に移せる選手であった。
悪い時に最善を尽くせる人間力、野球の実力以上に大切な事を身につけている選手だなぁと感じた。
もちろん野球の実力は皆が知るところだが、正直僕自身はその所作をカッコいいと思った事はない。
走り方を見てわかる通り清宮選手はガニ股である。あのイチロー選手の所作をみればわかると思うが、小さな頃から野球の基本の動きは内股と教えられてきた僕にとってはルール無視もいいところ。
バッティングフォームで言えばトップからの始動の瞬間も、左膝が外を向きながら(すなわち下半身の力がうまく上半身に伝わらないのでは?)あんなにもホームランを打てるのが理解できない。
うん、ちょっと待ってくれ。
僕から言わせてくれ。
「誰が誰に言うてんねん!」
大変失礼いたしました。
そもそも僕が理解できるレベルでやっている訳がない。
とにかく、何が言いたいか。
新聞各紙では10球団が、11球団が指名と言われているが結局のところ5、6球団、多くて7球団位に落ち着くだろうとの声をよく聞く。
ダメ、絶対ダメ!
ズバリ12球団が指名してほしい。
これぐらい打つ選手はこれから出てくるだろうし、同級生の履正社・安田尚憲選手や広陵・中村奨成選手がもっと活躍するかもしれない。
しかし、もうそんな事ではない。
野球選手として過去のスラッガー達と比べられる事が多いが、その人間力、スター性、存在感はもはや長嶋茂雄さんに近いのではとも思っている。
そう考えると今後簡単に現れる訳がない。
故に即戦力投手が必要だから、守備位置がどう、レベルで断念してはいけない選手。取れる取れないではない、清宮幸太郎のドラフトは今年しかない。