U18日本、木製バットへの対応が打線の鍵…今夏甲子園6発の中村も苦しみ3安打

 10日に閉幕した野球のU-18ワールドカップ(カナダ・サンダーベイ)。高校日本代表は決勝進出を逃し、3位にとどまった。過去2大会は強固な投手陣を中心としたディフェンス力を背景に準優勝したが、今大会は四球やミスが絡んだ失点が増加。攻撃陣の木製バットへの対応を含め、悲願の初優勝を勝ち取るために残った課題を検証した。

 打線は外国人特有の動くボールに苦しんだ。小枝監督は「木製バットに対応できないことはないが、期間が短すぎるかな」と要因を挙げた。

 今夏甲子園で6本塁打の中村は象徴的な1人。「ヒットにするのが難しい。芯に当てようとしてスイングが小さくなった」と打撃を崩し、今大会は3安打にとどまった。指揮官は「内側からしなるスイングをしないといけない。できる限り、各校で取り入れてほしい」と木製にも対応できる指導が全国で徹底されることを要望した。

 ただ、バットの問題は以前も指摘されていたこと。今大会の日本は得点、安打とも、準優勝の過去2大会を大きく下回った。15安打の藤原を筆頭に、打率3割以上の小園、安田、桜井は、中堅から逆方向への意識を強く持った選手。木製に適した人材を見極めて選考し、いかに早く対応させるかが鍵となる。

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