あわや会見拒否…原監督大ショック!甥っ子ハムに獲られ凍りつく

 【2011年10月28日付デイリースポーツ紙面より】

 あぜん、ぼうぜんとなった。“恋人”の獲得に大失敗。日本ハムが菅野を指名し、当たりくじを引き当てると、ファン1000人が入った会場は、この日一番のどよめきが起こった。結末に熱視線を送っていた他球団とは対照的に、巨人のテーブルは凍りつき、原監督の表情は険しくなった。

 何もかもが想定外だ。当初は単独指名できると想定。菅野は指揮官のおいで、相思相愛とみられていた。だがふたを開けてみれば衝撃的な展開…。くじ引き役は当初、原監督を予定していたが「ジャイアンツの総意」(同監督)で急きょ、清武球団代表が務める事態に。結果、2分の1の確率をものにすることはできなかった。

 1位指名後の20分間の休憩中に行われる恒例の会見での対応が、指揮官の心情を物語っていた。他球団の監督らが会見に応じる中、姿を現さない。球団広報部が2位以降の検討を始めているとの理由などを説明したが報道陣も騒然。あわや“会見拒否”かと思われたが、会見時間の終了直前に姿を現した原監督の表情は、憔悴(しょうすい)していた。

 菅野へのエールを求められ「誰のですか?」と声を荒らげたが、その後は冷静。「監督という立場と伯父という立場の2つありますからどう表現していいか分かりませんが、両方で言えることは非常に残念です」と声を絞り出した。さらに「伯父として彼は私に相談してくるでしょうし、今後も力になりたいです」とその言葉に力を込めた。

 ショックを受けた原監督はもちろんだが、巨人の将来を考えた上でも痛い剛腕の獲得失敗となった。

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