広島・床田 “下克上魂”で打倒猛虎 日本代表のブラジル戦へ思い重ねて 同郷・堂安から刺激「倒さないと上には行けない」

 「広島(降雨中止)阪神」(26日、マツダスタジアム)

 広島の床田寛樹投手(31)が26日、“下克上魂”を胸に打倒・猛虎を誓った。登板予定だったこの日の阪神戦が雨天中止となり、27日にスライド登板する。サッカーW杯で3大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた日本代表にも刺激を受け、チームを勝利に導く。

 雨天中止を受け、スライド登板が決まっても床田の心は1ミリも揺るがなかった。ナイターでの登板予定からデーゲームへのスライド登板は「初めて」のこと。それでも「普段から起きてる時間も早いので」。子どもの送迎で早起きが定着しており、生活リズムに狂いはない。

 9日の西武戦以来、中17日でのマウンドは今季2度目の阪神戦だ。4月3日の対戦は、森下に中前適時打を許すなど6回6安打2失点で敗戦投手となった。リベンジを誓う登板。先頭打者の出塁を許さないことや、四球を与えないことをポイントとし、その上で「自分たちのチームより上のチームを、みんなで倒さないと上には行けない。食らいついていければ」と闘志を燃やした。

 “下克上魂”の火をさらに燃え上がらせるのが、サッカーW杯を戦う日本代表の存在だ。この日、スウェーデンと引き分けて1次リーグを2位で通過した試合を「見ましたよ」とにっこり。決勝トーナメント1回戦で王国・ブラジルと対戦することにも言及した。

 大一番のキーマンには、自身と同じ兵庫県尼崎市出身の堂安を指名。「地元が一緒。つながりはないけど、頑張ってほしい。オランダ戦のときみたいに、守備から」と熱いエールを送った。ピッチ上で果敢に強豪国へ挑む同郷のレフティーの姿は、打倒・猛虎に燃える自身の姿とも重なる。

 次戦の日本代表戦は、30日午前2時にキックオフ。「しっかり(阪神を)抑えて、しっかり(勝って)。気持ちよく(日本代表戦を)見られたらいいなと思います」。本拠地で快投を演じ、鯉党を笑顔に変えて、日本中が熱狂する大一番へ最高のバトンをつなぐ。

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