広島・岡本 投打で躍動チームトップタイ4勝!プロ初安打&初打点 交流戦初のカード勝ち越し導いた 中日・柳の球筋「参考に」

 「広島5-2オリックス」(7日、マツダスタジアム)

 連勝じゃ!広島・岡本駿投手(23)が投打にわたる活躍で勝利に貢献した。投げては自己最長タイの7回を4安打2失点でチームトップタイの4勝目をゲット。打ってはプロ初安打&初打点をマークし躍動した。チームはセ・リーグで“一人勝ち”を達成。2週間ぶりの連勝で波に乗り、9日からの敵地6連戦に臨んでいく。

 お立ち台で鯉党からの大歓声を独り占めにし、照れくさそうに笑った。岡本が日曜日のマツダで打って投げての大活躍。チームを2週間ぶりの連勝に導き、「チームに貢献できてうれしいです」と声を弾ませた。

 二回に味方が4点を先制。「点を取られても1、2点では負けない」と落ち着いてゾーン内で勝負した。四回は1点を失い、なおも1死満塁の場面で菊地原投手コーチがマウンドへ。「『気持ち見せろ』と言われたので期待に応えたかった」とギアを上げ、紅林を右犠飛、若月を三ゴロで打ち取り、リードを守った。

 五回以降も粘りの投球を披露。「1イニングずつ全力で」と、自己最長タイとなる七回も三者凡退で片付けて、中継ぎにバトンをつないだ。雨の影響で試合開始が1時間遅れた影響を感じさせない90球の力投。森下、栗林に並ぶチームトップの4勝目をマークした。

 打席でも集中力を光らせた。二回2死満塁の好機では押し出し四球を選び、決勝点となるプロ初打点を記録。四回1死では片山の変化球を左前へ。通算12打席目で放ったプロ初安打を「今日は1打席目から球が見えていた。狙い澄ました一打でした」と自画自賛した。

 初安打の記念ボールは無事に岡本の手元へ。ヒーローインタビューでは、「おじいちゃんが初めて試合を見に来てくれたので、おじいちゃんに(ボールを)あげようと思います」と“孝行孫”の一面をのぞかせると場内からは温かい拍手。「おじいちゃんのおかげで打てた。ありがとうございます!」と感謝の思いを本拠地に響かせた。

 今季から先発に挑戦。「勉強でしかない」と、打席でも相手投手から技術を吸収している。阪神・才木や中日・高橋宏ら、剛腕の直球にも衝撃を受けた一方で、最も印象に残っているのが中日・柳の球筋だ。「直球とチェンジアップの見分けが全くつかなかった。この高さに直球と変化球を投げ分ければ、打ちにくいなと参考になった」。偶然にも使用するグラブは柳モデル。好投手から打者目線の見え方を学び成長している。

 新井監督も右腕の成長に目を細める。「もう言うことないですね。本当にいいピッチングだったと思います」と絶賛。「しっかり投げてくれた。自信にして次の登板も期待してます」と、さらなる成長を願った。

 チームはセ・リーグで“一人勝ち”を達成し、交流戦初のカード勝ち越しを決めた。9日からは敵地での6連戦。巻き返しのチャンスはまだ残されている。「次は8回、9回投げ切れたらいいなと思います」と岡本。23歳の若鯉は登板を重ねるごとに、頼もしくなっていく。

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