広島・モンテロ「サイコー!」V撃!ファビアン先制弾! 助っ人コンビけん引で2度目の本拠地6連勝!今季マツダ15勝4敗

 ベンチへポーズをとるモンテロ
 お立ち台でポーズを決めるファビアンとモンテロ(撮影・市尻達拡)
 1回、左越えソロを放つファビアン
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 「広島3-2ヤクルト」(20日、マツダスタジアム)

 頼もし~!!広島が本拠地6連戦の初戦を勝利し、連敗を2で止めた。今季2度目の本拠地6連勝。新助っ人のサンドロ・ファビアン外野手(27)が先制の5号ソロを放つと、エレフリス・モンテロ内野手(26)が決勝の適時二塁打。同い年のドミニカン・コンビがチーム打率リーグトップの打線をけん引している。

 巨体を揺らして二塁ベースまで到達すると両手でWピースサインをつくった。モンテロが勝負強い。2-2の六回に勝ち越しの適時二塁打。左脇腹の肉離れから1軍復帰後、7試合で3度目の決勝打を放ち、「良い反応で打つことができた」と声を弾ませた。

 クリッとした大きな瞳は打席に入ると鋭く光り、勝負師の目へと変わる。チャンスで燃える男は六回1死一、二塁でランバートの初球のチェンジアップを強振。鋭いライナーの打球は瞬く間に左翼フェンス手前まで飛んでいった。「初球から積極的にいった。つなぐ気持ちでいった結果、ランナーをかえすことができて良かった」と汗を拭った。

 ファビアンもすごい。初回2死から左翼へ5号先制ソロ。まだ明るさの残る広島の空に特大のアーチをかけた。「感触も良かったので打った瞬間、ホームランになると思った」と、笑顔を見せながらダイヤモンドをゆっくりと一周し、柵越えの余韻をかみしめた。

 4月30日の巨人戦(東京ド)から17戦連続安打。5月は全試合で安打を記録する絶好調ぶりで、打率・329と54安打はリーグトップの数字だ。

 さらに左翼守備でも五回1死で岩田が放った前方のライナーをダイビングキャッチ。18日の阪神戦(甲子園)では左前打をファンブルして、走者の生還を許していただけに「この前の試合ではエラーがあった。今日は絶対に捕らないといけないと思っていた」と強い思いをのぞかせた。

 試合後には初めてそろってお立ち台に上がり、2人とも「サイコー!」と連発。日本語を勉強中のファビアンが「ファンノミナサン、アイシテル!」と締めくくって鯉党のハートを射止めた。

 練習中も常に一緒に行動をともにする“ニコイチ”。モンテロはファビアンのことを「冗談ばかり!」と笑うが、フェリシアーノ通訳を含めた3人の周囲は常に笑顔に満ちあふれている。

 助っ人2人の活躍に新井監督も「ファビにしてもモンティーにしても、すごく良いところで打ってくれる。すごく期待しています。これからも」と全幅の信頼を置いた。この日、広島の最高気温は25度に達した。暑くなってくるにつれて、ドミニカン2人の打棒はもっと熱くなる。

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