広島・斉藤1回0封2Kデビュー 高卒3年目ベール脱いだ22年度ドラ1「自分の中でも良い感覚で投げられた」
「広島2-4中日」(2日、マツダスタジアム)
未完の大器がついにベールを脱いだ。22年度ドラフト1位の斉藤が、高卒3年目で待望のプロ初登板を果たした。2-4の九回から登板し、1回1安打無失点。2三振を奪う力強いデビュー戦に「腕を強く振れましたし、自分の中でも良い感覚で投げられた」と笑顔を見せた。
先頭・上林に右前打を許し、2死三塁のピンチを迎えるも最後は駿太を150キロ直球で空振り三振。本拠地の大歓声を浴びた。1日の夜に1軍昇格の知らせを聞き、地元・北海道にいる母にすぐさま連絡したが、「もう寝ていました」と苦笑い。この日の朝に「良かったね」とのメッセージを受け取り、力に変えた。
堂々のプロ初登板に新井監督も「良い真っすぐを投げていたね」と高評価。中継ぎから立場を確立していく。
◇斉藤 優汰(さいとう・ゆうた)2004年5月27日生まれ、20歳。北海道出身。189センチ、96キロ。右投げ左打ち。投手。苫小牧中央高から22年度ドラフトで広島から1位指名。23、24年はウエスタンで計12試合に登板して0勝4敗。今季は3月14日の阪神戦(SGL)で2軍公式戦初勝利をマークし、4月29日まで12試合に登板して防御率1・26と中継ぎで安定した成績を残している。





