広島・新井監督「休んでられない」 負傷別メニューの田村に猛ゲキ 定位置取りアピールする立場、あえて厳しい言葉

 「広島春季キャンプ」(4日、日南)

 広島・新井貴浩監督(48)が4日、田村俊介外野手(21)に厳しい言葉を投げかけた。

 田村は3日の走塁練習の接触プレーで左手を負傷して早退し、この日も別メニューで調整。指揮官は「ちょっと腫れが残っている。(5日以降も)別メニューになるんじゃないかな」といつも通り穏やかな対応で現状を明かした後、口調が変わった。

 自ら切り出し「そんなに休んでもいられないと思いますよ?他に若い選手がいっぱい(練習を)やっているわけだから」とゲキを飛ばした。

 若手主体の今キャンプは激しい競争を掲げている。選手は必死に自分を追い込み、鍛錬に励んでいる。田村もレギュラー奪取を目指す上で、一日たりとも無駄にできない立場。思わぬアクシデントによる足踏みはライバルとの差になる。新井監督の言葉には、そんなメッセージが込められていた。

 田村は「できることをやろうと思ってやりました」とウエートトレーニングに加えてバイクこぎで汗を流した。「なってしまったので仕方ない。治して早く(他の選手に)追いつくというか、しっかり練習できるようにしたい」と前を向いた。指揮官からの言葉を真摯(しんし)に受け止め、一日も早くサバイバルレースに復帰する。

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