広島・斉藤 いきなり110球 黒田アドバイザー&野村投手コーチら高卒3年目右腕をマンツーマン指導

 野村コーチ兼アナリストの前でシャドーピッチングをする斉藤(撮影・市尻達拡)
 ブルペンで投球練習する斉藤(撮影・市尻達拡)
 野村3軍投手コーチ兼アナリストの前でシャドーピッチングをする斉藤(撮影・市尻達拡)
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 「広島春季キャンプ」(1日、日南)

 “よーいドン”から勢い良く飛び出した。高卒3年目の広島・斉藤優汰投手(20)がキャンプ初日からブルペン入りし、投手陣最多となる110球を投げ込んだ。その後もキャッチボールとシャドーピッチングを精力的に行い、黒田博樹球団アドバイザー、新任の野村祐輔3軍投手コーチ兼アナリストからもマンツーマン指導を受けた。

 午前中に投手陣で最後にブルペンに入ると、黒田アドバイザーから身ぶり手ぶりの直接指導を受けながら球数を重ねた。「不器用なタイプで、数を投げないで覚えることができるタイプではない」と自覚する中、腕を懸命に振り続けた。

 午後もブルペンに姿を見せ、野村コーチから助言を受けながらシャドーピッチング。投手陣では最後まで球場に残り「(自分は)アピールしないといけない立場。どんどん投げてアピールしていきたいし、実戦も入ってくるので、その中でもいい結果が残せるようにしっかりやっていきたいと思います」と貪欲な姿勢を示した。

 22年度のドラフト1位で入団も、ここまで1軍登板はない。「同期の内田も1歳下の仲田も先に(1軍)デビューして結果を残している。僕も負けないように頑張りたい」と対抗心を燃やした。

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