広島・玉村 先発ローテ定着へ決意「規定いってみたい」お尻の強化で疲れにくいフォームに

 広島の玉村昇悟投手(23)が19日、今季の目標に自身初の規定投球回到達を掲げた。昨季は2試合連続で完投勝利を挙げるなど、自己最多タイの4勝をマーク。今オフは下半身の強化に着手し、疲れにくいフォームの習得に励んでいる。年男として迎えるプロ6年目は、開幕から先発ローテーションの一角としてフル回転する。

 期待の若手から先発の柱へ-。激しい開幕ローテ争いが予想される今季のカープ投手陣。その中で6年目を迎えた玉村が大きな目標を掲げた。

 「(規定に)いってみないと分からないことがたぶんある。まずは1回、規定はいってみたい」

 昨季は収穫の多い1年だった。開幕ローテ入りは逃すも、自己最多タイの4勝をマーク。7月30日・DeNA戦(マツダ)と8月12日・同戦(同)では、2試合連続完投勝利を挙げ「一つのモチベーションになった」と先発投手のやりがいを経験した。

 規定到達のために行っているのが、お尻の強化だ。単なる筋肉量を増やすトレーニングではなく、「お尻を使えるようにするイメージ」と表現。「7、8回を投げるとなると、いかに疲れにくいフォームで投げるかがカギになる。上(半身)だけでは厳しいので下(半身)を使えることが大事」。お尻に特化したドリルに励み、下半身を主導としたフォームを目指している。

 今年はキャンプへの入り方もひと味違う。例年はキャンプイン後に100球程度の投げ込みを行っていたが、今季は1月中に前倒しする予定。「キャンプに入っていきなりユニホームを着て、見られながら投げると体がパンパンになる。疲れが抜けないまま過ごさないといけないので、一度体を起こして(キャンプに)入っていくイメージ」。今季への強い思いが早めの調整に表れている。

 昨季、開幕投手を担った九里がFAでオリックスに移籍。大瀬良、床田、森下に次ぐ存在として、左腕への期待感は増している。「もう6年目なので、いつまでも中途半端な成績じゃダメ。しっかりやんないといけないなと常に思っています」と玉村。ローテの中心として一本立ちし、フル回転する1年を過ごす。

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