意外すぎる!プロ初勝利の広島・黒原がプロ野球を志したきっかけ 母にとって思い出深いTV番組

 「DeNA6-9広島」(25日、横浜スタジアム)

 広島の黒原拓未投手(24)が、プロ32試合目の登板で初勝利を手にした。延長十一回に8番手で登板し、1回を無安打無失点。2021年ドラフト1位左腕がプロを目指したきっかけは意外なタイミングで訪れた。

  ◇  ◇

 3人兄弟の末っ子として生まれた黒原。「人を楽しませるのが大好きな、元気な子でした」と母・千晶さん(58)は幼少期を振り返る。

 黒原がプロの世界を志したのは、小学校低学年時の意外なタイミングだった。当時、TBS系列で放送されていた「関口宏の東京フレンドパーク」に、プロ野球選手が出演。それを見た黒原は「これに出てみたい」と無邪気に笑った。千晶さんが「プロになったら出られるかもね」と言うと、「じゃあなったらええんや!」と黒原。千晶さんは、鮮明にやりとりを覚えているほど、思い出深い出来事だったという。

 高校は、実家からも通える智弁和歌山へ進学。入学を決める際には周囲から「智弁和歌山に行けば、甲子園に行けるよ」と背中を押されるも、黒原は首を横に振った。「僕の夢は甲子園じゃない。プロ野球選手です」。高い目標に向かって努力を続ける覚悟が、にじみ出た本音だった。

 母も認める“野球小僧”が夢の世界で大きな一歩を踏み出した。(デイリースポーツ広島担当・高橋涼太朗)

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